今は亡きロサンゼルス・レイカーズのレジェンド、コービー・ブライアントは多くの選手の指導者であり、今のNBAを支配している選手や、将来的にリーグの顔となるポテンシャルを持った選手たちに多くのアドバイスを与えてきました。豊富な経験と知識を持つ彼は、それを若い選手に共有することをためらいませんでした。その中の一人はボストン・セルティックスの22歳のスターであるジェイソン・テイタムで、ブライアントは彼がNBAにやって来たときから彼のポテンシャルを見抜いていたようです。
3年前の『USA Today』の記事によると、2017年のNBAドラフトでセルティックスがテイタムを全体3位で指名した時、NBAのスキルコーチであるドリュー・ハンセンは彼の映像をブライアントに見せたことを明かしました。その時のブライアントの反応は、テイタムを指名したセルティックスに対する祝福でした。それから、当時全体2位指名権を保持していたレイカーズがテイタムを指名しなかった理由をブライアントが尋ねたことを、ハンセンは語っています。
「(テイタムの映像は)素晴らしかった。実際にコービーに見せると”なぜレイカーズは彼を指名しなかった?”と言ったんだ。とても面白かったよ。ジェイソンはコービーに憧れた選手だ」
テイタムは幼い頃からブライアントのパフォーマンスに心酔していた選手です。彼は将来的にレイカーズの一員としてプレイすることを望んでいたことや、セルティックスに指名されるまでボストンの位置さえ知らなかったことを先月のインタビュー語っていました。
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セルティックスが嫌いで…ボストンの場所を知らなかったジェイソン・テイタム
代わりにレイカーズは全体2位でロンゾ・ボールを指名しました。今でこそボールはニューオーリンズ・ペリカンズの優秀なポイントガードとしてプレイしていますが、少なくともレイカーズとの2年間は期待外れの結果に終わっています。そして2019年のオフシーズンに、アンソニー・デイビスのトレードの一環としてペリカンズに移籍しました。
セルティックスに入団後、テイタムはオフシーズンにブライアントと一緒に練習する機会があり、5度の優勝経験を持つレジェンドから多くのことを学びました。ブライアントとの練習を経たことで、今のテイタムはリーグで最も優れた若きスター選手の一人という地位を確立しています。
ブライアントがレイカーズでやったように、テイタムはセルティックスで歴史を刻もうとしています。ブライアントはこの世を去るまでの間に大きな足跡を残しており、テイタムのような選手は彼のレガシーを引き継いで今後も素晴らしい活躍を見せてくれることでしょう。
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