22歳の若き有望なセンター、ジャレット・アレンのブルックリン・ネッツでの時間は突然終わりを告げました。ネッツがリーグ屈指のスター選手であるジェームズ・ハーデンを獲得するため、アレンをクリーブランド・キャバリアーズにトレードしたためです。
『HoopsHype』によれば、アレンは自身のトレードについて「間違いなく辛いものだった」とコメントしました。それでも、彼はそれがビジネスの一部であることを理解しています。
「バスケットボールにおけるビジネスだといっても、決して簡単に受け入れられるものではない。それでも結局はビジネスであり、受け入れて先に進むしかないんだ」
ネッツはハーデンを獲得すべく、アレンのほかにもキャリス・ルバート、トーリアン・プリンス、ロディオンズ・クールッツを放出しました。特にアレンとルバートは現在と将来のネッツの重要な戦力として考えられていただけに、彼らの放出は少なからず痛手となったでしょう。また、ネッツは若い選手以外にも3つのドラフト1巡目指名権と4つのドラフト1巡目スワップ権を手放しました。
短期的な成功を目指し、長期的に大きなリスクを負ったネッツですが、アレンは今回のトレードが正しいものであると感じていることを明かしました。
「正直に言うと、自分でもトレードしたよ。(ロサンゼルス)レイカーズだって同じことをした。彼らも優勝を狙いに行ったんだ。僕はブルックリンに残りたかったけど、機会があるなら飛びつかなければならないことは理解している」
トレードが成立して以降の数日間は、アレンにとって「慌ただしい日々」だったようです。新たに住むアパートを探し、プレイブックを学んだことで、ようやくチームの練習に加わることができました。
アレンは今年のオフシーズンに制限付きフリーエージェントを迎えます。アレンは別のチームのオファーを受け取ることができますが、キャバリアーズはオファーにマッチすることで彼を残留させることができます。アレンのポテンシャルを考えると、キャバリアーズが彼の残留に動くのは当然でしょう。
一方、チームのビッグマンであるアンドレ・ドラモンドやジャベール・マギーも今季限りで契約が終わりますが、彼らは無制限フリーエージェントとなります。キャバリアーズが彼らを3月25日のトレード期限までにトレードするかは分かりません。しかし一つ言えることがあるとすれば、アレンが長期的な主力センターとして活躍する環境は新天地に揃っているということです。
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ジャレット・アレンの放出を防ぐため、ランドリー・シャメットでドラフト指名権を増やそうとしていたネッツ