フィラデルフィア・76ersにジミー・バトラーは、来季の1,980万ドルのプレイヤーオプションを破棄し、今夏にフリーエージェントとなることが可能です。
彼がフリーエージェントとしてマックス契約を結ぶのは、もはや何も不思議なことではありません。
今夏の有力なフリーエージェントであったケビン・デュラントや、クレイ・トンプソンが、怪我により長期的な離脱を強いられたことを考えると、バトラーのフリーエージェントとしての価値は必然的に上がります。
ここでは、今夏にフリーエージェントとなるであろうバトラーがどこに落ち着くのか、ベストな4チームを見ていくことにしましょう。
ブルックリン・ネッツ
先日、ネッツは来季のサラリーが1,850万ドルであったアレン・クラブをトレードで放出したことにより、2人の大物フリーエージェントと契約可能なキャップスペースを確保することに成功しました。
そして現時点で、ネッツはカイリー・アービングの獲得に目を向けており、その確実性も高まっています。
もし彼らがディアンジェロ・ラッセルと再契約しなかった場合、バトラーがネッツの一員となれる可能性も十分にあるでしょう。
若いキャリス・ルバートや、ジャレット・アレンらと共に、強力なフロントコートを形成できるかもしれません。
フィラデルフィア・76ers
もし、バトラーが金銭面も重視しているとするならば、76ersに残留するのは理にかなっています。
76ersはバトラーに5年1億8,970万ドルのマックス契約を提示できるのに対し、他のチームは最大でも4年1億4,000万ドルとなるからです。
保証された1年間の違いが、5,000万ドルの違いが、バトラーに影響を与えるでしょうか?
また、チームの立場的な観点から言えば、彼は若きオールスターのジョエル・エンビードや、ベン・シモンズとも上手く噛み合っているように見えます。
ロサンゼルス・レイカーズ
今のところ、レイカーズの最大の焦点はフリーエージェントよりも、アンソニー・デイビスのトレードにあるように思えます。
しかし、どちらにせよ彼らは一人の大物フリーエージェントとマックス契約を結ぶはずです。
デュラントとトンプソンの可能性が激減し、アービングもネッツに向かう可能性が高まった今、次の考えがバトラーになる可能性は高いかもしれません。
最高のシナリオは、バトラーとレブロン・ジェームズ、そこにデイビスが加わって”スーパーチーム”を結成することです。
それが強力なのかは分かりませんが、夢のある話だとは言えるでしょう。
ニューヨーク・ニックス
アキレス腱を断裂する前から、既にニックスはデュラントよりもカワイ・レナードの焦点を当てていたとも言われています。
しかし、レナードにとって最も有力なのはトロント・ラプターズへの残留か、あるいはロサンゼルス・クリッパーズとの契約であるため、次のニックスの考えがバトラーになってもおかしくありません。
ニックスはドラフトの全体3位指名権でRJ・バレットを獲得し、昨年のドラフトで全体9位指名されたケビン・ノックスらと共に、イースタン・カンファレンスのプレイオフを目指す準備を整え始めるでしょう。
少し前まで、デュラントが怪我をするとも、レナード擁するラプターズが優勝するとも予想されていなかったにも関わらず、今となっては奇妙なことが起きています。