『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト氏によると、ゴールデンステイト・ウォリアーズは今夏にフリーエージェントとなるケビン・デュラントとクレイ・トンプソンに、5年間のマックス契約を提示する意向があるようです。
「ウォリアーズの組織の人々と話した私の最大の理解は、ケビン・デュラントに最大5年のマックス契約を提示し、クレイ・トンプソンにも最大5年のマックス契約を提示することだ」
NBAファイナル第5戦でアキレス腱を断裂したデュラントは、今夏にプレイヤーオプションを破棄することでフリーエージェントとなることができます。
NBAファイナル第6戦で左膝の前十字靭帯を断裂したトンプソンは、今夏に無制限のフリーエージェントとなります。
ウィンドホースト氏によれば、デュラントとトンプソンが再契約をした場合、ウォリアーズは2人に(将来を含めて)3億5,000万ドル以上を支払わなければならず、膨大なラグジュアリー・タックス(贅沢税)にも対処する必要があります。
しかしながら、来季にウォリアーズがサンフランシスコのチェイス・センターへ移転することで、ロスターのサラリーを支払うのに十分な収入は得られることでしょう。
ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、デュラントは2019-20シーズンの来季を全休するだろうとコメントしました。
トンプソンに関しては不明ですが、それでも前十字靭帯の断裂は今年中の復帰を絶望的としています。
『The Athletic』のアンソニー・スレーター氏は、これについてもう少し詳細な見解を示しました。
「非常に大雑把な回復の観点から、前十字靭帯の断裂には8ヶ月を要し、2月中旬頃の復帰となる。クレイ・トンプソンはシーズン全休ではないにしても、少なくともオールスターブレイクまでは離脱しなくてはならない」
幸いにも、ウォリアーズにはまだステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンといったスター選手が残っていることで、ウェスタン・カンファレンスのプレイオフ争いを出来るだけの力はあるでしょう。
もちろん、健康なロスターを保ち続けることが、成功するための答えであることは明白です。
ウォリアーズの未来は、数日前よりもはるかに辛いものではありますが、それでもグリーンはチームに自信を持っていると語りました。
「誰もが、俺たちはここで終わると考えていると思う。スマートじゃないね。俺たちはまだ終わっていない」
Draymond Green: “Everybody thinks this is kind of the end of us. That’s just not smart. We not done yet.” pic.twitter.com/9CBRhMWiIJ
— The Athletic (@TheAthleticSF) June 14, 2019
ウォリアーズがデュラントやトンプソンと再契約をする場合、彼らは2人の主力を欠いた状態から6年連続のNBAファイナル進出を目指すことになります。