ゴールデンステイト・ウォリアーズが3連覇を逃してから一週間余り、ステフィン・カリーは自身3度目の来日を果たし、東京オリンピックの展望や、日本の最も新しいセンセーショナルな話題について語る機会がありました。
カリーはアメリカ代表として二度の世界選手権優勝を果たしている一方で、オリンピックの出場は未だに一度もありません。
そのため、カリーは来年に開催される東京オリンピックを楽しみにしていると語りました。
「ここのエネルギーが凄いことになるだろうと分かっている。俺はオリンピックでプレイしたことが無い。二度のワールドカップでプレイしたから、自分の国の代表としてプレイした経験はある。でもオリンピックは、その経験とは比較できないね」
そしてカリーは、今年のドラフトで全体9位指名され、日本人史上初となるドラフト1巡目指名選手として話題になっている八村塁についても、コメントしました。
「NBAが日本や世界中の国々の代表の選手を加えられるのは、とてもエキサイティングだね。バスケットボールの試合がいたる所でどのように成長しているか、特にこういった場所が物語っているよ。これまでに無いという点で、彼が第一人者となるのは、この国にとって良いことだ」
「彼のプレイを見ただけで、明らかに素晴らしいサイズを備えていると分かったよ。高いバスケットボールのIQを持っているようだし、リム周辺でのタッチも良い。彼はNBAで大きくなると確信している。どんな状況であろうと、得点やディフェンスでプレッシャーをかけることが出来る彼は、今のNBAの方向性に合っていると思うね」
日本中のNBAファンが期待する八村について、NBA随一のスーパースターであるカリーがコメントを残してくれるというのは、本当に夢のようなことでしょう。
来季、機会があれば一瞬でもカリーと八村のマッチアップをぜひとも観てみたいものです。
それからカリーは、ウォリアーズについても言及しました。
「まだ物語は続いている。これで終わりになるだろうと多くの人が言っているけど、そうするつもりはないね。来年も戻って、優勝を追い求めることを楽しむつもりだよ」