今年の夏にロサンゼルス・レイカーズへトレードされたアンソニー・デイビスは、既にいくつもの素晴らしい実績を持っています。
NCAAトーナメント優勝、オリンピック金メダル、そして6度のオールスター選出…
しかしデイビスは、まだ自身に足りないものがあると感じています。
『ESPN』のデイブ・マクメナミン氏によれば、デイビスは次のように語りました。
「僕は、まだ失敗したとは思っていない。もちろん、最終的に僕のキャリアで優勝できなければ、最大の失敗の一つだと思うだろうね。だけど今、僕はコートの内外で、やるべきことがたくさんある。だから何かに失敗した気はない。成功するまでやり続けると思うよ」
2012年のドラフトで全体1位指名されて以来、デイビスはニューオーリンズ・ペリカンズで7年間プレイし、そのうち2度プレイオフに進出したものの、優勝にはほど遠いものでした。
しかし、先月のトレードでレブロン・ジェームズとペアリングを組むことは、デイビスの実績に足りないものを埋める手助けとなるでしょう。
デイビスの言葉は、今のレイカーズで優勝を目指すという意思表示でもあります。
デイビスの入団会見で、レイカーズのゼネラルマネージャーであるロブ・ペリンカ氏は、その考えを受け止めました。
「私たちにとって、優勝に届かないものは全て成功ではない。私たちは優勝できていないのだから、昨季から学ぶ必要がある」
現状としては、これまで以上にデイビスが足りないものを埋め合わせる舞台が整っています。
あとはそれを引き寄せられるか――デイビスの真の力が試されるでしょう。