考察

カイリー・アービング中心のネッツでも侮れない理由

ブルックリン・ネッツが本当の脅威になるためには、ケビン・デュラントのアキレス腱断裂からの復帰――おそらく1年間は待つことになるでしょう。

デュラントは今夏にネッツと4年間の契約を結んでいるため、もちろん焦る必要性はありません。

ではネッツにとって2019-20シーズンは、単純に様子見するだけのシーズンでしょうか?

そうではありません。

もう一人のスターであるカイリー・アービング中心のネッツであっても、彼らはイースタン・カンファレンスで十分な成績を残せる可能性があります。

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アービング中心のチームが成功するかどうか、懐疑的になるのは無理のない話です。

クリーブランド・キャバリアーズ時代では2017年にチームにトレードを要求し、ボストン・セルティックスでは不満を漏らしてケミストリーにも影響を及ぼしました。

それ以来、バスケットボールのメディアの多くはアービングを、チームを勝利に導けないのけ者のように評価しています。

しかし、ネッツにはアービングの評価を好転させるのに、良い材料が揃っていることを忘れてはいけません。

ケニー・アトキンソンHCが活用しているラン&ガンのプレイスタイルは、セルティックスのブラッド・スティーブンスHCの戦術よりも、アービングの強みを生かしたものなる可能性があります。

そうでなくともアービングは、ゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍したディアンジェロ・ラッセルのアップグレードであることは間違いないでしょう。

ラッセルは確かにブルックリンで良いケミストリーを築き、成功の兆しを見せていたかもしれませんが、アービングは既に確実性のあるオールNBA級の選手です。

昨季のアービングへの非難は、彼がシーズン中に残した印象的なスタッツを隠すことになりました。

アービングは2018-19シーズンにキャリアハイのアシスト数(6.9本)を記録しただけでなく、平均23.8得点、3P成功率 40.1%を記録しています。

昨季1試合あたり平均23得点以上、3P成功率 40%以上を記録した選手は、ステフィン・カリーとカール・アンソニー・タウンズの2人しか居ません。

プレイオフでのアービングは粗が目立ったものの、彼は間違いなくチームを救うスコアラーの一人なのです。

そしてデュラントが不在でも、ネッツにはアービングを支えるために十分な選手が揃っています。

ネッツは今夏にディアンドレ・ジョーダンと契約を結びましたが、既にチームに居るビッグマンのジャレット・アレンも素晴らしい選手でしょう。

アレンは昨季2年目でありながら、ディフェンス面で――特にインパクトのあるブロックを何度も披露しました。

スペンサー・ディンウィディーとキャリス・ルバートは、どちらもアービングの得点面での負担を軽減する選手です。

ディンウィディーはアービングのバックアップ、時にはバックコートのパートナーとなり、ルバートはデュラントが復帰するまでの間、アービングがオフェンス面で最も頼ることになるかもしれません。

彼ら以外にも、スウィングマンのトーリアン・プリンスや、シャープシューターのジョー・ハリスといった選手も居るため、アービングは心置きなくプレイすることが出来るでしょう。

そして何より、イーストの情勢が変化したということも挙げられます。

ヤニス・アデトクンボ擁するミルウォーキー・バックスや、リーグ屈指のタレント集団であるフィラデルフィア・76ersは、ほぼ確実にネッツの脅威となりますが、それ以外はどうでしょうか?

トロント・ラプターズはカワイ・レナードが去り、インディアナ・ペイサーズはマルコム・ブログドンを、マイアミ・ヒートはジミー・バトラーを獲得しましたが、ネッツにどこまで対抗できるかは不明です。



ラッセルからアービングは確かなアップグレードであり、ネッツの中核はほぼ無傷であり、アトキンソンHCはイースト屈指のヘッドコーチの一人です。

アービングとネッツの可能性については多くの懐疑論者が居るものの、彼らの才能があればシーズン50勝も十分に可能なレベルでしょう。

デュラントが不在であったとしても、2019-20シーズンのネッツは堅実です。

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