ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、ウォリアーズが新たな時代に突入するであろうことを理解していますが、それが何を意味するのかは分かっていません。
ケビン・デュラント、アンドレ・イグダーラ、デマーカス・カズンズ、ショーン・リビングストンらが去った今年は、ウォリアーズにとって大荒れの夏でした。
『AP』によれば、今年のFIBAワールドカップのアシスタントコーチも務めるカーHCは、チームUSAのトレーニングキャンプの中で、ウォリアーズのオフシーズンについて語っています。
[kanren postid="14196"]「今年の夏は多くの痛みを伴い、貢献してきた選手を失った。しかし、我々が次の時代に進む助けとなるキーマンの何人かと再契約できたという意味では、安心感があるよ」
オフシーズンでウォリアーズは、クレイ・トンプソンと5年1億9,000万ドルの再契約を結んだだけでなく、来夏にフリーエージェントになる予定だったドレイモンド・グリーンとも契約延長を結びました。
カーHCはグリーンに新たな契約を提示することについて、ゼネラルマネージャーのボブ・マイヤーズ氏と長い間話し合ってきたため、この時点でグリーンと契約を結んだことに驚いていないと語っています。
「全ての選手が、このような決断しなければならない瞬間に直面していると思う。”リスクを和らげて今すぐサインするか、それとも(フリーエージェントになって)挑戦してみるか?”ということだよ。それは選手次第さ。当然、誰もが違ったやり方で進んでいく。だけど、ドレイモンドがサインしたことは驚くことじゃなかったね。彼はここに居ることを望んでいた。ずっとそれについて話していたんだ」
これにより、ウォリアーズはもうしばらくステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、グリーンの中核を維持することができます。
そしてここに、新たな目玉となるディアンジェロ・ラッセルも加わります。
カーHCは、トンプソンが左ひざ前十字靭帯断裂でシーズンの大半を離脱している間、チームのスコアリングの一部を担うことになるラッセルについて、彼をコーチングすることが待ちきれないと語りました。
「彼は素晴らしく若い才能の持ち主で、我々のグループにもフィットすると思う。彼が本当に必要だよ。特にクレイが居なければ、ディアンジェロのスコアリングは必要だし、彼をどのように起用するのが最善であるかは、スタッフの我々次第だ」
ウォリアーズは既に優勝の本命では無くなり、一部のオッズメーカーではロサンゼルス・クリッパーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、ヒューストン・ロケッツ、ユタ・ジャズに次いで、ウェストの5位と予想されています。
カーHCは、次のように語りました。
「正直に言えば、再び本命になりたいね。それでも、私はコーチングが好きだよ。毎年少しずつ変化することで、それは大きな違いとなる。だけど私は、戻ってくる選手や、多くの若い選手たちをコーチングすることにワクワクしているんだ。新しい挑戦であり、それが楽しみだよ」
ウォリアーズは、まだ将来の希望を失っていないようです。