チームUSAは、今年開催されるFIBAワールドカップの出場を辞退する選手が続出しましたが、一方で国を代表して戦う選手たちは、この機会に感謝しています。
ボストン・セルティックスのケンバ・ウォーカーもその一人であり、彼はラスベガスで記者団に対しこう語りました。
「多くの選手にとって、これは一生に一度の機会のようなもの。僕たちにとってチャンスだから、多くの選手は選出されて嬉しいと思うよ」
「大きな舞台で、才能を見せつけるチャンスだ。何か新しいことをするチャンスだ。新しいチームになるだろうね。誰もが僕たちに懐疑的だけど、僕たちはハングリーだと思っているよ」
今年のチームUSAにはトップクラスのスターと呼べるほどの選手が居ませんが、ヘッドコーチを務めるグレッグ・ポポヴィッチHCは次のように語ります。
「我々は大丈夫だと言っているし、それが本当に意味しているのは、アメリカのバスケットボールは層の厚さに恵まれているということだ。ここに居る全ての選手がここでプレイすることを望んでいて、それについて疑う余地は無い。そして、それが戦いにおいて重要なところだ。熱意、若さ、運動能力、多様性といったものが我々の層の厚さとなるから、本当にうまくいくよ。」
「彼らは”C”(ランク)の選手ではない。誰がここに居ないという批判を多く耳にしてきたが、私は誰がここに居るのかというのを繰り返すよ。実際に考えてみると、本当に優れた選手たちで12人のロスターを構成するのは難しい。だから、出場する選手にとっては毎日が重要で、私は今日のような努力が素晴らしいと思う。素晴らしい初日の練習だったよ」
ウォーカーをはじめ、セルティックスのマーカス・スマートやジェイソン・テイタム、ロサンゼルス・レイカーズのカイル・クーズマ、トロント・ラプターズのカイル・ラウリー、ミルウォーキー・バックスのクリス・ミドルトン、ユタ・ジャズのドノバン・ミッチェルらがロスター入りする可能性があることを考えると、やはりチームUSAの層の厚さを感じることができるでしょう。