レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのペアリングを完成させたロサンゼルス・レイカーズは、期待に満ちていることでしょう。
しかし、今夏はウェスタン・カンファレンスの他のチームも賢い補強を見せたことから、レイカーズが他を圧倒できるという考えはありません。
もし、その中でより確実に成功を収めたいのであれば、3人目のスター――すなわちカイル・クーズマの成長は必要不可欠になってきます。
そして『ESPN』のオーム・ヤングミスク氏によれば、クーズマは自身がレイカーズの3人目のスターになれるかどうかについて、自信を持っているようです。
「プレッシャーを感じていないわけではないけど、僕はスーパースターになれると信じている。僕はたくさんの仕事をしたんだ。僕がここに居られることが、僕の進捗を示しているよ。大学の頃から成長しているけど、成長は全く妨げられていないんだ」
クーズマは続けて語ります。
「昨季、あまり良いシュートが打てなかったんだけど、それでも平均してほぼ20得点を挙げられた。もし良いシュートが打てて、ディフェンス面でも成長し続けられたら、(3人目のスターに)なれないはずがないよね」
クーズマは2年前のドラフトで全体27位指名された選手でしたが、期待を上回る活躍を残してきたことで、今ではFIBAワールドカップのアメリカ代表として、トレーニングキャンプのロスター入りするまでに成長しています。
彼にとって一つの課題となるのはスリーポイントシュートで、1年目は36.6%だった成功率が、2年目には30.3%まで落ち込みました。
しかしクーズマは、レブロンとデイビスの影響によって、成功率を向上させられると考えています。
「僕はボールを支配する選手じゃないからね。常にボールを持たずにプレイしてきた。(レブロンとデイビスの影響で)少し楽になり、多くのオープンなショットが生まれるだろうね。僕の仕事は夏のトレーニングと、自分がやったことを信じることだ。オープンになるだろうから、一息入れて、集中して、ショットを決めるだけだよ」
レイカーズは将来的に、ロンゾ・ボールやブランドン・イングラムのパスからクーズマが得点することを夢見ていたかもしれませんが、6月にボールやイングラム、ジョシュ・ハートがニューオーリンズ・ペリカンズへトレードされたため、想像は消え去ることになりました。
クーズマは、彼らがペリカンズへトレードされたことは良かったかもしれないと考えています。
「特にZo(ロンゾ・ボール)やBI(ブランドン・イングラム)については、ボールを持っている時にベストを尽くせる。ボールを支配するベテランが居れば、厳しいかもね。だから彼らの成長を妨げていたんだ。彼らは(移籍に)ワクワクしていたよ。プレッシャーが少し和らぐことになる。彼らは(実際に)言わなかったけどね。だけど明らかにロサンゼルスでは、よりプレッシャーがかかる。今、彼らはありのままで居られるんだ。ニューオーリンズへ移籍することで、彼らはなるはずのスーパースターに成長できるね」
クーズマは、レイカーズが行なったトレードについて、もう少し詳しく語りました。
レイカーズは、可能な限りクーズマやボール、イングラム、ハートを手放したくないと伝えていたようです。
「本当に、彼ら(チーム)は僕たち全員に伝えてきたんだ。彼らが僕たちみんなをトレードに出したくないのは明らかだった。僕たちは有望で素晴らしく、若いグループだったからね。NBAの中心選手として3、4人の若い選手を獲得すれば、いつだってそれをトレードしたくない。だけど世代を代表する選手を獲得できるチャンスがあるなら、何かが起こるはずなんだ」
そしてクーズマは、次のように付け加えました。
「僕たちは、一緒に居た2年間でいくらか成長できたと思う。もちろん多くの人々は、怪我のせいで必ずしも成長を見られたわけではない。実際に2年間で、BIとZoはそれほど多くの試合でプレイしていないからね。だけど僕たちが一緒にプレイし、一緒にコートに立っていた時は、良いことが起こっていたよ」
レイカーズがクーズマを放出しなかったのは、今後の成長に最も賭けているという意味合いでもあるでしょう。
スター選手に成長してレイカーズの助けとなれるか、レブロンやデイビスだけでなく、クーズマにも注目したいところです。
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