クリーブランド・キャバリアーズのガードであるブランドン・ナイトは、2011-12シーズンに平均12.8得点、3.8アシストを記録し、オールルーキー1stチームにも選出された選手ですが、2013-14シーズン以降は怪我に苦しめられ、ほとんどのシーズンで60試合以上をプレイすることができませんでした。
しかし、27歳のナイトは『Cleveland.com』のクリス・フェダー氏とのインタビューで、負傷から立ち直ろうとしていることを語っています。
「ありのままでいようとしている。僕は自分の体に、多くの時間を費やしたんだ」
いつぶりのことか、ナイトは健康的なオフシーズンを過ごしています。
つまりそれは、怪我に対するリハビリを必要としないため、彼は自分自身のプレイに集中できることを意味します。
ナイトは、自身の体をケアするために、最高級の機器を購入したことも明かしました。
プレイ面では、リムへのフィニッシュや、プルアップジャンパーをひたすら繰り返し練習しています。
ナイトは、自身が負傷前の状態に戻っていると語りました。
「その状態にある気がする。もしくは、それより少し良いかな。シーズンを通してそれを維持し、自分の体のために正しいことを専念しようとし続けるだけだよ」
ナイトはキャリア初期の段階で、いくつかのことが当たり前だと考えていたようです。
例えば、82試合に出場できるのは当然だと考えていたため、彼はストレッチの重要性を理解していませんでした。
タフな82試合を乗り切るために必要な体のケアを怠った結果、ナイトは試合に全力で取り組みこそすれ、体は消耗し、最終的に怪我を招きました。
今となっては、それがナイトにとっての教訓となっています。
ナイトのリーダーシップは、キャバリアーズが重視する役割の一つです。
昨季の途中にヒューストン・ロケッツからキャバリアーズへトレードされた後、ナイトはメンターとして新人ガードのコリン・セクストンを支えていました。
キャバリアーズは、今年のドラフトでガードのダリアス・ガーランドを指名したため、ナイトには同様の働きが期待されるでしょう。
キャバリアーズの新たな指揮官であるジョン・ベイレインHCは、ナイトについて次のように語りました。
「ブランドンは、最初に会ったときから印象的だった。彼の試合へのアプローチに関してはプロだね。毎回ストレッチをしている。いつも早くやって来る。そして遅くまで残っている。そして非常に静かなリーダーだ。彼のことをとても気に入っているよ。私は彼をコーチングするのが楽しみだ」
ナイトのアプローチが若手選手の手本となり、同時に2019-20シーズンが彼にとって再出発のシーズンとなることを期待しましょう。