シカゴ・ブルズのザック・ラビーンは、個人的な目標を達成するために、チームの成功が必要となる場合があることを理解しています。
『ESPN』のエリック・ウッドヤード氏によれば、ラビーンは個人的な目標であるオールスター出場を果たすために、何が必要なのかを語りました。
「何事も勝利が肝心だ。勝利して正しい位置に居れば、限界は無いと思うよ。昨シーズンの僕はオールスター級だったけど、(チームが)22勝しか挙げられなかったから水に流された。もし僕が普段どおりにプレイし続ければ、オールスターや、そのような選手になれない理由が無いんだ」
今シーズンのオールスターはシカゴで開催されるということもあり、ラビーンはいっそう注目しています。
彼が集中しているのは、オールスターウィークエンドの土曜日に開催されるダンクコンテストだけではありません。
「ウィークエンドを通して、そこに居ることを楽しみにしている。もし足が健康なら(ダンクコンテストに)出場したいけど、僕とチームにとって何がベストかは確かめる必要があるね。以前、その舞台に立っていたけど、日曜日の夜(オールスターゲーム)に出場したことは無いから、そこに居ることを楽しみにしているよ」
昨シーズン、24歳のラビーンは足首の怪我と戦いながらも63試合に出場し、1試合あたり平均23.7得点、4.7リバウンド、4.5アシストと奮闘しましたが、結果的にチームは22勝60敗でシーズンを終えました。
ラビーンの素晴らしいところは、オールスターに出場できなかった理由を全てチームの責任にするのではなく、自身もより良い選手となるために新たな取り組みを続けているところです。
チームメイトのサディアス・ヤングは、ラビーンの取り組みについて次のように語りました。
「ザックは新たな挑戦を始めた。シーズンの初めに、僕たちは彼により良い2wayプレイヤーにならなければいけないと伝えると、彼はプレシーズンで躍進し、必要なことをやっているのが分かるんだ。僕がここに来て以来、彼のリーダーシップはとてつもなく成長していて、日々良くなっているよ。彼は切磋琢磨することにうんざりせず、どんどん良くなっていくだろうね」
『Elias Sports Bureau』のリサーチによると、2010-11シーズン以降、そのシーズンを勝率5割以下で終えたチームの選手がオールスターに出場したケースは44例あるようです。
ラビーンは水曜日に行われた、ニューオリンズ・ペリカンズとのプレシーズン戦で28得点を記録した後、次のように語りました。
「僕は自分自身をエリートだと思っている。コートに立っているときは、常に自信を持って、コート上で最高の選手だと思っているんだ。少し過小評価されているとも思うけど、誰もが明らかに22勝のチームの選手として見ている。全国のメディアの報道は、少し怠けているように思うね」