NBA全体を見回してみると、今年のオフシーズンはトレードの話があまり進展していないような印象が見受けられるでしょう。
これには、主に2つの理由が考えられます。
一つは、オフシーズンに契約した選手が、12月15日までトレードできないということです。
しかし、これだけでは毎年同じ条件であるため、他の年との区別が付きません。
『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト氏は、エグゼクティブ間でトレードの話し合いがほとんど無いことについて、次のように指摘しています。
「今のところ、私が理解している範疇では、トレードの交渉がほとんど行われていない。何も無いんだ。この数年間で最もつまらない。なぜなら、リーグの3分の1の選手がサインしたばかりで、トレードに適した選手がほとんど居ないからだ」
唯一、話題に火を付けることができる選手がいるとすれば、それはワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールになるでしょう。
リーグのエグゼクティブの多くは、ウィザーズが最終的にビールを手放して再建を始めると信じており、ウィンドホースト氏も「間違いなくブラッドリー・ビールの(トレードの)議論は進行中だ」と述べました。
とはいえ、現状ではビールに残り2年の契約が残っており、ウィザーズは彼と契約延長を結ぶために尽力しています。