現在、ニューヨーク・ニックスには3人のポイントガードが居ますが、決して状況は良いものではありません。
デニス・スミスJr.は他の2人よりも高い運動能力を持ち、スコアラーとして結果を残せるかもしれませんが、フランク・ニリキナやエルフリッド・ペイトンはオフェンス面の脅威に欠けます。
さらにペイントの契約が保証されているのはわずか1年で、スミスとニリキナは来シーズンのオプションがどうなるのか決まっていないため、彼らが長期的にニックスの一員となる確実性も無いでしょう。
ニックスには、コートに信頼して置けるポイントガードが必要かもしれません。
『Newsday』のスティーブ・ポッパー氏によると、ニックスのデイビッド・フィズデイル・ヘッドコーチは、期待の新人であるRJ・バレットをポイントガードとして起用することについて、前向きな考えを示しています。
「既に何度か、彼をそのポジションで起用してきた。彼は大学でその役割の一部を担っていたからね。彼はとても落ち着いている。ボールを持つのが好きだが、利他的で、選手を見つけてパスを出すんだ。彼はそのポジションのプレイを理解している。そこで彼を起用しなければならないとしても、安心できるよ」
フィズデイルHCは、ポイントガードに求めるものについても語りました。
「何よりも相手にとって脅威であり、ディフェンスでプレッシャーをかけることができるような男でないといけない。最も重要なのは、そのポジションを守れているのか?ペースを上げることができているのか?我々を組織化できているのか?ということだ」
一方で、バレットは自身がポイントガードとして起用されることについて、次のように語りました。
「過去にやったことがあるから、起用されれば挑戦してみるよ。起用されなければ、自分のやっていることを続けるつもりさ。プレイメイキングは間違いなく僕の強みの一つだからね。僕は自分のためにプレイを作りながら、他の選手のためにプレイを作ることができる」
19歳のルーキーは、どのような挑戦にも立ち向かう準備ができています。
「もしできなければ」――バレットは言いました。
「僕はここに残れないだろうね」