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マーカス・モリス、スパーズファンのブーイングに理解「僕でもブーイングする」

サンアントニオ・スパーズの嫌悪感は、もはやカワイ・レナードからマーカス・モリスに移り変わっていると言っても過言ではないでしょう。

奇遇にも、2019-20シーズンの開幕戦はニューヨーク・ニックス対サンアントニオ・スパーズで、それもスパーズのホームで行われます。

間違いなくブーイングされるであろう日を前に、『New York Daily News』のステファン・ボンディ氏によれば、モリスは次のように語りました。

「彼らを侮辱することはないよ。僕だって彼らの立場なら、ブーイングをするからね」

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29歳のモリスは当初、スパーズと2年2,000万ドルで契約合意に至ったことで、スパーズはキャップを空けるために若きポテンシャルを持ったダービス・ベルターンスを手放さざるを得ませんでした。

しかしスパーズがベルターンスをトレードした後、モリスは考えを改め、ニックスと1年1,500万ドルで契約を結びました。

それに伴う副次的な影響は様々です。

モリスは代理人のリッチ・ポール氏と別れ、スパーズはニックスが契約を横取りしたことに腹を立てたと伝えられました。

一方で、ある情報筋によれば、ニックスはクリスタプス・ポルジンギスが在籍していた間に、スパーズが彼をタンパリングしたと考えていたため、今回のモリスとの契約は正当なものだと主張しているようです。

NBAで最も影響力のある人物の一人で、サンアントニオ・スパーズの指揮官であるグレッグ・ポポヴィッチ・ヘッドコーチは、モリスの契約合意破棄について「プロフェッショナルさに欠ける不幸な状況」と言いました。

そのため、開幕戦の夜は間違いなくモリスにスポットライトが当てられるでしょう。

モリスはそれについて、次のように語っています。

「最初の試合としては最高だ。僕はもうそんなことを振り返らない」

モリスがスパーズとの契約合意を破棄し、ニックスと契約をしたのは、主に3つの理由があるようです。

彼が生まれ培ったルーツであるフィラデルフィアがニューヨークに近いこと、1,500万ドルの契約の方が高かったこと、そして2020年に再びフリーエージェントとなれる柔軟性があることでした。

モリスは次のように語っています。

「僕はどこに居ても、自分自身に賭けている。サンアントニオでも、そうしただろうね。僕は1年間の契約に賭けている。僕は、ここで彼らがやっていることが好きだ。経営陣に対する自信や、素晴らしい話し合いとかね。再建の力となり、チームのリーダーになることが僕の全てだ。結局のところ、みんながリーグの様々な道を歩む。誰もが多くのお金を欲しがっていて、今まさに君たちはそれを見ている。でも、僕はここで良い契約を結んだから、チームの勝利の力になりたいだけだよ」

開幕戦の夜は、モリスが自身の決断をスパーズに見せつける最大の機会となるでしょう。

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