トロント・ラプターズとパスカル・シアカムは4年間のマックス契約での延長を結び、それは2020-21シーズンから適用されます。
しかし、彼の契約の正確な価値は、2つの重大によって左右されるようです。
まず一つ目の要因として、NBAでのキャリアが7年以下の選手は、基本的に初年度のサラリーがリーグのサラリーキャップの25%と定められています。
現状では、2020-21シーズンのサラリーキャップが1億1,600万ドルになると予測とされていますが、最近の中国との問題がサラリーキャップに影響を与える場合、シアカムのサラリーもそれに伴い減少するかもしれません。
仮にサラリーキャップが1億1,600万ドルになったと仮定した場合は、シアカムの2020-21シーズンのサラリーはそのうちの25%にあたる2,900万ドルとなり、以降は8%の昇給によって4年間で計1億2,992万ドルとなります。
しかし2つ目の要因として、『Sportsnet』のマイケル・グランジェ氏は、ラプターズとシアカムの契約には”デリック・ローズ・ルール”が適用されている可能性があると伝えました。
デリック・ローズ・ルールでは、特定の条件を満たした場合に限り、NBAでのキャリアが7年以下の選手でも、初年度のサラリーをリーグのサラリーキャップの最大30%で契約することができます。
[kanren postid="14596"]グランジェ氏によれば、シアカムは2019-20シーズンにMVPを受賞した場合に30%、オールNBA1stチームに選出された場合に29%、オールNBA2ndチームに選出された場合に28%、それ以外は25%が適用されるようです。
The final deets on deal, per sources: 4rs at 25 per cent of the cap w/ raises of 8%, projected to be $130 million. Siakam's deal would increase to 28 per cent of cap if he makes 2nd team All-NBA in 2019-20, 29 per cent if he makes All-NBA 1st team & 30% ($156m) for MVP: pic.twitter.com/zu6PFrBplA
— Michael Grange (@michaelgrange) October 21, 2019
2020-21シーズンのサラリーキャップを1億1,600万ドルと仮定した場合の、シアカムのそれぞれのサラリーは以下のようになります。
シーズン | 適用外
(25%) |
オールNBA2ndチーム
(28%) |
オールNBA1stチーム
(29%) |
MVP
(30%) |
20-21 | 2,900万ドル | 3,248万ドル | 3,364万ドル | 3,480万ドル |
21-22 | 3,132万ドル | 3,507万ドル | 3,633万ドル | 3,758万ドル |
22-23 | 3,364万ドル | 3,767万ドル | 3,902万ドル | 4,036万ドル |
23-24 | 3,596万ドル | 4,027万ドル | 4,171万ドル | 4,315万ドル |
合計 | 1億2,992万ドル | 1億4,551万ドル | 1億5,070万ドル | 1億5,590万ドル |