ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、4ヶ月前に左膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったものの、組織やファンは2019-20シーズンの途中で彼が復帰できるという期待を抱いていました。
しかし、ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチは、その計画を信じてはいません。
『NBC Sports Bay Area』のローガン・マードック氏によれば、カーHCは次のように述べました。
「彼が今シーズンにプレイすることはありそうもない。我々はそれを理解しなければならないんだ」
シカゴ・ブルズのザック・ラビーンは同様の怪我で、復帰に11ヶ月間を要し、アトランタ・ホークスのジャバリ・パーカーも1年近く離脱を余儀なくされました。
カーHC自身も大学時代に前十字靭帯を断裂した経験があるため、彼はトンプソンも同じタイムラインで見なければならないと考えています。
「現実的に見なければいけない。私も大学時代に前十字靭帯を断裂し、シーズンをまるごと無駄にしたんだ。一般的に、バスケットボール選手の前十字靭帯の回復期間は1年間で、クレイが1年間の回復となればシーズンが終わることになる。リハビリがうまくいき、医師がゴーサインを出した時に備えて、可能性は残してあった。しかし現実的に見れば、4月1日で9ヶ月の節目だ」
その代わりにカーHCが求めているものは、トンプソンが欠場している間に、若い選手が成長することです。
「若い選手たちが、彼のリザーブとして役割を果たす準備をしなければならない。彼が戻ってきた時、若い選手たちが成長し、プレイオフで戦うチームに本当に貢献できる選手になっていてほしいね」
トンプソンはシーズン中に9試合以上欠場したことが無かっただけに、彼にとって長期的な欠場は辛いものとなっているようです。
カーHCは次のように語りました。
「彼は退屈しているよ。クレイはバスケットボールが大好きで、プレイすることが大好きだからね。3ヶ月以上が過ぎて、膝の調子はかなり良いよ。痛みは感じていない。シュートアラウンドはできるが、まずは治さなければ、走ることもカットすることもできない。だからウェイトルームとトレーニングルームで彼を見ることになるだろうね。彼を気の毒に思うよ。実際にプレイしたり、チームメイトとプレイをしなければ、一部は感じることができないからね」
今シーズンのウォリアーズは、過渡期を迎えています。
トンプソンは不在で、ケビン・デュラント、アンドレ・イグダーラ、ショーン・リビングストンは、様々な形でチームを去りました。
新しく8人の選手が加わったウォリアーズについて、カーHCはこう語っています。
[kanren postid="15626"]「全然違うね。今シーズンに学ぶことは、過去5年間よりずっと多い。我々は文字通り、基礎に戻っているよ」