ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、プレイオフを見据えるために”負荷管理”を行い、試合を欠場するという考えは持っていないようです。
『ESPN』のデイブ・マクメナミン氏によれば、11月8日(日本時間9日)のマイアミ・ヒート戦に95-80で勝利した後、ジェームズは自身の負荷管理についてこう語りました。
「怪我をしたならプレイしない。そうでないなら、プレイする。それが僕のモットーだ」
先日、ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードが、全米で放送されたミルウォーキー・バックス戦で欠場したことによって、NBAにおける負荷管理の話題は再燃しています。
一方、ジェームズは昨シーズンこそ鼠径部を痛めて長期的な離脱を経験したものの、彼は今でも可能な限り試合に出場することを望んでいます。
両者の違いについてジェームズは言及することを避け、こうコメントしました。
「レブロンは健康的だから、レブロンはプレイする。僕が話すことはそれだけ。僕以外のことは話さないよ」
どちらが悪いというわけではありません。
レナードを負荷管理させていても、クリッパーズはここまで6勝3敗と十分に良い成績を残しています。
そして、レイカーズはジェームズが全試合に出場しているということもあり、7勝1敗でウェスタン・カンファレンス首位という目覚ましい結果を残しました。
来週、レイカーズには連戦が待ち構えていますが、ジェームズは出場する意欲を示しています。
[kanren postid="15927"]「火曜日と水曜日の連戦だっけ?フェニックス(サンズ)戦と、ゴールデンステイト(ウォリアーズ)戦だったかな?僕は出場する準備ができているよ」
ある情報筋によれば、レイカーズはジェームズを休ませる時間を見つけるために、コーチやトレーニングスタッフらで議論を交わしていたようです。
しかし、来月で35歳になるジェームズは、その考えを嫌っています。
「クリーブランドでタロン・ルーが僕を休ませたがって、僕がプレイしたがったのを知っているだろう」
一方で、レイカーズのフランク・ボーゲル・ヘッドコーチは、可能な限りジェームズを過労から防ぐと言いました。
「実際には、休日だったり、出場時間の短縮だったりといったことで、負荷を最小限に抑えることができる。計画的に構築されたものはいくつかあるよ。我々はできる限りのことをするんだ」
ジェームズは、今シーズンここまで平均26.0得点、10.5アシスト、7.8リバウンドを挙げているほか、3試合連続トリプルダブルを記録するなど、攻守でレイカーズに多大な影響を与えています。
ヒート戦の後には、ボーゲルHCはジェームズの攻守での影響力を語りました。
「このチームに全てをもたらし、攻守で大きな影響を与えている。最大の影響は、試合の雰囲気を決めているということかな。ディフェンスでどれだけハードにプレイするか、オフェンスでどれだけ積極的にパスを出すか、そして当然クラッチショットの能力もあることで、彼は我々の雰囲気を作り出している。だから、彼は素晴らしい男なんだよ」
なぜ、ジェームズは試合に出場することを望み、ほとんど休もうとしないのか――彼は語っています。
「個人的なモチベーションだよ。自分の理解している立場に身を置くと、やる気が出るんだ。毎晩コートに足を踏み入れて最高の選手になることが、僕の個人的なモチベーションさ。僕は自分が経験した夏のことも、鼠径部のリハビリがあったことも理解しているんだ」
昨シーズンを不本意な形で終えた分、今シーズンのジェームズはいっそう暴れてやろうと考えているのでしょう。
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