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ヤニス・アデトクンボ「マイケル・ジョーダンと並べられるのは、素晴らしい賛辞」

11月26日(日本時間27日)のユタ・ジャズ対ミルウォーキー・バックス戦――バックスのヤニス・アデトクンボは、第4クォーター残り1分24秒の時点で2本のフリースローを獲得し、ファイサーブ・フォーラムには「M-V-P!」のチャントが巻き起こっていました。

そして、自信を持って2本のフリースローを沈め、この日50得点――。

『CBS Sports』のジャック・マロニー氏によれば、アデトクンボは試合後、50得点に到達した2本のフリースローについて、こう語りました。

「正直言うと、その前に50得点を記録していると思っていたんだ。2本のフリースローで50得点に到達すると知っていたら、緊張して両方とも外していたかもしれないから、良かったよ。でも試合は接戦だったから、フリースローは決めなくちゃいけなかったけどね」

彼の決めたフリースローでバックスはリードを7点に広げ、最終的にバックスが122-118で勝利しました。



アデトクンボはフリースローの話を冗談交じりに言っていましたが、この日のパフォーマンスはアデトクンボのキャリアの中でも最高クラスと呼べるものでした。

50得点、14リバウンド、6アシスト、2スティール…そしてターンオーバーは0本――。

アデトクンボは、1989年のマイケル・ジョーダン以来、初めて50得点、10リバウンド、5アシスト以上を記録した選手となりました。

アデトクンボはその偉業について、こう語ります。

「マイケル・ジョーダンのような選手と並べられるのは、最高の賛辞だね。でも、僕が気にかけているのは、自分自身に決断力があったということ。決断力があれば、ボールも失わない。並べられるのは素晴らしい賛辞だけれども、僕が気にかけているのは、もっと良くなることと、チームの勝利の力になることだけさ」

普段のように、会話をチームの勝利に繋げたアデトクンボでしたが、彼の活躍がチームを勝利に導いたことも確かです。

特に、9点ビハインドで迎えた第3クォーターは大きな転機となり、アデトクンボはこのクォーターだけで18得点、5リバウンド、5アシストを記録したほか、3ポイントシュートも3本中2本沈め、バックスはジャズを42-26と圧倒して終えました。

バックスのマイク・ブーデンホルザー・ヘッドコーチも、第3クォーターの奮闘を称えています。

「十分に相手を止めていたし、さらに重要なことに、良いディフェンスチームを相手にショットを決めることができた。第3クォーターは本当に満足しているよ」

アデトクンボは定期的に怪物級のパフォーマンスを披露するため、彼が成し遂げていることに対して感覚が麻痺しがちですが、少なくともこの日の夜は忘れてはならないものでした。

完璧な夜――というものは存在しなくとも、ジャズ戦でアデトクンボが成し遂げたことは、完璧な夜に限りなく近いものでしょう。

得点であれ、プレイメイクであれ、ディフェンスであれ、アデトクンボは全てをコントロールしていました。

彼の活躍には、ジャズのクイン・スナイダー・ヘッドコーチも舌を巻かざるを得ません。

「ミルウォーキーは素晴らしいチーム。そして、ヤニスは自身がMVPである理由を証明してみせたね」

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