今年7月に、クリス・ポールがラッセル・ウェストブルックと引き換えに、ヒューストン・ロケッツからオクラホマシティ・サンダーへトレードされた時、ポールにとってはプレイオフを競えるチームから再建チームへ移ったことで、悪い結果のようにも見えました。
ポールは『The Undefeated』のマーク・J・スピアーズ氏に対し、最初にトレードにトレードを知った時は、もちろんショックだったと語っています。
[kanren postid="16079"]「ショックを受けたよ。実際、トレードの数日前に(ロケッツGMの)ダリル(モーリー)と話をしたら、トレードはしないと言われたんだからさ」
それでもショックから立ち直ったポールは、自身の今後に集中していました。
12月1日(日本時間2日)のニューオリンズ・ペリカンズ戦に勝利した後、ポールは『The Undefeated』にこう語っています。
「僕の考えでは、コートに立っている限りは勝つチャンスがある。僕はいつもそう思っているんだ。ただバスケットボールができるだけでも感謝しているよ。もっと悪くなる可能性もあるからね」
ポールは既に34歳、キャリア14年の大ベテランですが、今なおチームの主力として活躍を続けている選手です。
今シーズン、34歳以上で試合に出場した選手は19人居ますが、その中でポールが5番目に多い出場時間を得ているのは、素晴らしいことだと言えるでしょう。
さらにポールは、ただ派遣されただけの傭兵のように振る舞うのではなく、サンダーの若い選手の模範となるように、様々なことに取り組んでいます。
サンダーのビリー・ドノバン・ヘッドコーチは、ポールの取り組みについて感銘を受けていました。
「朝の8時30分から34歳の男が居ることで、私は彼のプロ意識に感銘を受けたよ。彼はしっかり自分の体をケアしていて、鍛え、食事も取っている。彼には、まだやりたいことが多くあるんだ」
ポールは多くの若い選手を指導していますが、同時に、彼は教えている選手からも多くのことを学ぶ指導者です。
ポールはこう語りました。
「素晴らしい男たちが居る。みんなが僕をベテランだから(学ぶ機会がある)と言うのと同じくらい、僕にも学ぶ機会がたくさんあるよ」
ポールはまだ魅力的なトレード候補選手の一人であるため、サンダーとの時間は短いかもしれません。
それでも限られた時間の中で、ポールはバスケットボールができることに感謝し、すべきことに取り組んでいます。
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