12月17日(日本時間18日)――ブルックリン・ネッツ対ニューオリンズ・ペリカンズの一戦は、ネッツが延長戦の末に108-101でペリカンズに勝利しました。
ペリカンズにとっては、この試合の展開は不運だったかもしれません。
93-93の同点で迎えた第4クォーター終了間際、ネッツのスペンサー・ディンウィディーが放ったショットは、リムに当たらずバックボードに当たって跳ね返り、その瞬間に24秒のショットクロックのブザーが鳴ったものの、審判はショットがリムに当たったと判断したため、試合を止める笛は鳴りませんでした。
ペリカンズのロンゾ・ボールがリバウンドを奪い、チームメイトのジョシュ・ハートにパスを送りましたが、ハートがショットを打つ前に第4クォーター終了のブザーが鳴ってしまいました。
そしてその後、ペリカンズは延長戦でネッツに敗れています。
Refs miss a shot clock violation before OT which would have given the Pelicans the ball with almost 3 seconds left pic.twitter.com/4tC4416enB
— Bad Sports Refs (@BadSportsRefs) December 18, 2019
『ESPN』のアンドリュー・ロペス氏によれば、ペリカンズのアルビン・ジェントリー・ヘッドコーチは、第4クォーター終了間際の誤審について次のように語りました。
「明らかにボールはリムに当たらなかったし、彼ら(審判)がしなければならなかったのは、リムに当たっていないかどうかを確認するだけだった。リムに当たらなかった時、少なくとも2.7秒は残っていた。これはショットクロック・バイオレーションだ。私はレビューするように3回も言ったが、彼らは明らかにリムに当たったと言ってきた」
「当たっていないことを確認するには、5秒あればできたはずだ。言わなければならないことはそれだけ。誰もがそれを見たはずだ。なぜ彼らがレビューをしなかったのか、私には分からない。この考えが正しいかは分からないが、試合の最後や、こうした状況では、必ずレビューがあると思っていたよ」
一方、主審のケビン・スコット氏は試合後に「その時、審判がリムに当たっていたことを確信していた」と主張しました。
また、レビューができなかった理由について尋ねられると「ポゼッションが切り替わった後、すぐにプレイが中断されなかったため、再判定することができなかった」と言います。
ペリカンズのブランドン・イングラムは「何が起きたのか分からない」と言い、そのプレイについて何の説明も無かったと明かしました。
「何人かはリムに当たったと言い、何人かはリムに当たらなかったと言った。僕には分からない。説明が無かったんだ」
この日の敗戦により、ペリカンズはフランチャイズ史上最悪となっている連敗数は「13」に伸ばしています。
それでもジェントリーHCは、この日の選手たちのパフォーマンスを称賛しました。
「選手は競い合って、ハードにプレイしていた。おそらく、最高のディフェンシブゲームだったよ。延長戦や終盤でタフなショットはあったけど、落胆することがあったとが思わない」
不運な敗戦から切り替えて、彼らは明日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦に備えなければなりません。
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