ダラス・マーベリックスは昨シーズン、クリスタプス・ポルジンギスをトレードで獲得してルカ・ドンチッチの横に並べるといった、長期的な成功を視野に入れた補強を行いました。
ポルジンギスは2017-18シーズンに前十字靭帯断裂を経験しましたが、NBAの歴史上では類を見ないほどのサイズとスキルを兼ね備えた選手でもあります。
シーズン前半のポルジンギスは思いのほか苦労していました。
しかし、ここ最近のポルジンギスの成長には目を見張るものがあるでしょう。
2月のポルジンギスは平均26.5得点、10.8リバウンド、2.5アシスト、2.1ブロックを記録したほか、フィールド成功率でも48.8%を記録しました。
今シーズンのポルジンギスのフィールドゴール成功率が42.4%であることを考えると、これは非常に大きなステップアップです。
これは、ドワイト・パウエルが1月下旬にアキレス腱断裂で離脱し、ポルジンギスがフルタイムでセンターとして起用されるようになったことと関係があるかもしれません。
ポルジンギスは先週、『Mavericks.com』にセンターでプレイすることについて語っています。
「僕はただ走ってコーナーに立っていたり、ペリメーターで何かが起きるのを待っているために居るのではない。だから、こうした方が(センターとしてリム周辺でプレイした方が)ずっと良い。このプレイの方がずっと好きだ。こっちの方が慣れている」
ドンチッチは2月上旬に足首の捻挫で7試合に欠場しましたが、彼が復帰した後、ポルジンギスはドンチッチと一緒にプレイした5試合で平均23.6得点、11.4リバウンド、3.2アシスト、2.4ブロック、そして1試合あたり3.4本成功の3ポイントシュートを50.4%の確率で決めました。
この期間中、マーベリックスは4勝1敗を記録しています。
ポルジンギスが成長を見せることによって、マーベリックスはドンチッチとポルジンギスのデュオを堂々と主張することができ、それはフランチャイズが本来望んでいた形でもあるでしょう。
ドンチッチとポルジンギスがうまく噛み合っている時、マーベリックスはプレイオフでも成功を収められるでしょうか?
プレイオフまではまだ数週間が残っており、順位を大きく変動する可能性があるため、はっきりとした答えを出すことはできません。
しかし、彼らが健康やパフォーマンスを維持できていれば、たとえ今のようにウェスタン・カンファレンスの7位にあったとしても、ウェストの脅威となることは容易に想像がつきます。
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