ボストン・セルティックスの若き2人のスター――ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンは、2019-20シーズンにそれぞれが偉大な選手の仲間入りを果たすペースでプレイしてきました。
新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断されてしまったため、いつ試合が再開されるかは分かりませんが、テイタムとブラウンの成長にとって重要なシーズンで彼らが飛躍を遂げているのは、疑う余地の無いことです。
テイタムは、もし今シーズンがこの時点で終了した場合、21歳以下かつキャリア3年目で1試合あたり平均23得点、7リバウンド以上を記録したNBA史上4人目の選手となります。
この記録を過去に達成した選手は、ケビン・デュラント、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスしかいません。
テイタムは今シーズンにキャリア初となるオールスターに選出され、2月には1試合あたり平均30.7得点を記録し、イースタン・カンファレンスの月間最優秀選手に選ばれました。
既にクラッチタイム(第4クォーター、オーバータイムの残り5分未満かつ5点差以内の状況)の得点はチーム最多で、テイタムは着実にスーパースターの階段を上っていると言えるでしょう。
一方でブラウンは、今シーズンがこの時点で終了した場合、23歳以下で平均20得点、6リバウンド、フィールドゴール成功率47%以上を記録したフランチャイズ史上2人目の選手となります。
過去にセルティックスでこの記録を達成したのは、1979-80シーズンのラリー・バードのみです。
今シーズンのブラウンのスタッツは、ほとんどが昨シーズンよりも向上しており、自信を持ったプレイを続けています。
2019-20シーズンの残りがどうなるかはともかく、テイタムとブラウンがリーグ最高の若手選手の一人として浮上していることは、素直に認められるべきでしょう。
彼らは攻守で活躍を残していますが、こうして数字の面でも偉大な選手と肩を並べられることは、いっそうの励みとなるはずです。
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