元NBAのスターであるポール・ピアースとレイ・アレンは、共に2008年にボストン・セルティックスで優勝を経験した仲でしたが、2012年にアレンがフリーエージェントでマイアミ・ヒートへ移籍したことを機に、両者の関係は悪化しました。
最近、元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンが司会を務める『All The Smoke Podcast』に出演したピアースは、アレンとの亀裂について語っています。
ピアースは関係悪化について、元々はアレンに問題があったことを明かしました。
「1つ目に、彼はライバルのチームへ移籍したんだ。(当時ヒートに在籍していた)レブロン・ジェームズは、クリーブランドであろうと、マイアミであろうと、セルティックスのライバルだった。最も白熱した対戦相手の一人だったよ。
2つ目に、彼がマイアミに向かうかもしれないと私は聞いていたのに、彼は誰の電話にも応答しなかった。彼からも電話をかけてこなかった。チームメイトとして、ブラザーとして、敬意を持って話し合いをすることができたはずだ。もし(セルティックスで)プレイしたくないと言うなら、せめて何が理由か教えてほしかった。でも、私たちには何も言わずに移籍した。私には、それがブラザーに対する侮辱だと感じたよ。それが彼に対する私の不満だった。その後に私と彼は話し合ったけど、最初はブラザーとして、経験を共にした者として、無礼だと感じたんだ」
とはいえ、今ではピアースとアレンの関係は修復しており、2017年にはアレンと共に撮った写真をインスタグラムで投稿し、仲直りをしたというメッセージを残しています。
一方で、アレンも自身の移籍について、ピアースやセルティックスのチームメイトに問題があったわけではないと2017年に語っています。
「悪い感情があったわけではないよ。私が移籍した時、私はフリーエージェントだったからね。私たちは互いに愛し合っている。私たちは共に勝利した。勝利を共にした時は、いつだって絆を共有している。それは、私にとっては決して変わらないことだ」
時間は、傷を癒やしてくれる傾向にあります。
ピアースとアレンのように互いの関係に傷が入ったとしても、共に優勝した絆が簡単に壊れることはありません。