現在、デトロイト・ピストンズは20勝46敗でイースタン・カンファレンス13位につけており、8位のオーランド・マジックとは10.5ゲーム差も離れているため、ピストンズの首脳陣は焦点をプレイオフからオフシーズンに切り替えています。
彼らはオフシーズンに様々な選択肢を持つことが予想されるため、早期に計画を立てておくに越したことはないでしょう。
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ピストンズの2020年のドラフトの全体1位指名権の抽選率は、リーグで5番目の10.5%となっています。
また、ピストンズは1994年以降、一度も全体7位指名権以上を獲得したことがありませんが、現時点でシーズンが終われば、ピストンズはほぼ確実に全体7位以内の指名権が獲得できる位置にあります。
そして彼らにとって何よりも重要な動きとなるのは、豊かなキャップスペースをどのように活用するのかということです。
今シーズン、ピストンズはアンドレ・ドラモンドをトレードで放出したことによって、少なくとも3,000万ドル以上のキャップスペースを確保することができます。
新型コロナウイルスの影響でサラリーキャップの減少は懸念されていますが、いずれにしてもピストンズが豊かなキャップスペースを持つ5チームのうちの1チームとなることは、間違いないでしょう。
ピストンズのシニアアドバイザーであるエド・ステファンスキーは『Detroit Free Press』とのインタビューで、キャップスペースの使い道について語りました。
「我々は可能と思われる様々な選択肢に取り組んでいる。キャップスペースを選手の獲得に使うのも、選択肢の一つだ。どこかでトレードをするために使うこともできる。あるいはシーズンが開幕するまでキャップスペースを節約しておき、トレードによって選手や資産を獲得できるか確認することもできる」
今年のオフシーズンにスター級の選手の獲得は期待できませんが、ブレイク・グリフィンの周りを固めるロールプレイヤーを揃えるのであれば、ピストンズのキャップスペースは大きなアドバンテージとなります。
あるいはキャップスペースに余裕があれば、トレードにおけるサラリーの制限を心配する必要はなく、ドラフト指名権も活用することによって思わぬ選手が獲得できるかもしれません。
それとも、忍耐強く再建していく道を選ぶのでしょうか?
サラリーキャップが減少すればサラリーダンプの価値は高くなるため、より良いドラフト指名権の獲得も期待できます。
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2020年のドラフト指名権はともかく、間違いなく確保できる3,000万ドル以上のキャップスペースが、来シーズンのピストンズの方針を大きく左右するものであることは間違いないでしょう。
ただ、彼らが過去10年間でプレイオフ進出を果たしたのはわずか2回で、今シーズンもプレイオフ進出の望みは薄いだけに、なるべく早くファンに良い報告をしたいところでもあります。
【投票】
- サラリーダンプを引き受け、主にドラフト指名権の獲得 71%, 82 票82 票 71%82 票 - 71%
- オフシーズンにフリーエージェントの獲得 16%, 19 票19 票 16%19 票 - 16%
- トレードで主に選手を獲得 13%, 15 票15 票 13%15 票 - 13%