ワシントン・ウィザーズのジョン・ウォールは、2019年に負傷したアキレス腱断裂のため今シーズン中に復帰することはありませんが、全国で”Black Lives Matter”の抗議運動が起きている中、オーランドでNBAのシーズンを再開させることについて否定的な考えを持っています。
『The Tuff Juice Podcast』に出演したウォールは、シーズン再開を懸念しているカイリー・アービングの考えに賛同しました。
「正直言って、彼には一理あると思う。多くの人がそのように感じている。だから、彼は電話会議を行うことによって、実際にどれだけの選手がプレイしたいのか、したくないのかを知ろうとシたんだと思う。
正義を求め、”Black Lives Matter”の抗議運動を行っている現状を人々は安全ではないと感じていて、彼はそれを支持している。あまり詳しくはないのだけれど、もしプレイできるほど健康だったとしても、僕はプレイしたくないね」
現時点で、シーズン再開については選手の間でも賛否両論となっています。
アービングやドワイト・ハワードは、シーズン再開が抗議運動の気を散らしてしまうと考える一方で、オースティン・リバースやエド・デイビスらは、シーズンを再開させてお金を稼ぐことや、スポーツイベントを利用することによってメッセージを強調できると考えています。
『ESPN』のラモーナ・シェルバーン記者とエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、今のところリーグがシーズン再開を取り消すような兆候は見られないようですが、シーズン再開に反対する選手たちの声もないがしろにできない状況となってきているのも事実でしょう。