今のロサンゼルス・レイカーズは間違いなくリーグトップクラスの実力を持ったチームですが、彼らの今後数年間が必ずしも安心できるわけではありません。
レブロン・ジェームズは35歳で、アンソニー・デイビスはまだ長期契約を結んでいないため、レイカーズはこのオフシーズンにもできる限りのことを尽くす必要があるでしょう。
そんな中、レイカーズがターゲットにしていると話題になり始めているのが、ブルックリン・ネッツのジョー・ハリスです。
ハリスは2016年にネッツと4年契約を結んだ後、リーグ屈指のスコアラーとして成長し、このオフシーズンに昇給が期待できるフリーエージェントとなります。
『Bleacher Report』のグレッグ・スワーツ記者は、レイカーズにハリスがフィットする理由について次のように指摘しました。
レイカーズのロスターに登録されている最も3ポイントシュート試投数が多い選手のうち、成功率が38.0%を超えているのは、39.4%を記録しているケンテイビアス・コールドウェル・ポープのみ。レブロン・ジェームズのようなパサーがいるチームの場合は、ペリメーターでより質の高いシューターが必要になります。
ネッツはリーグで最も高価なロスターを持つチームの一つであり、ハリスとの新たな契約を考慮していない状態で、来シーズンの保証されたサラリーの総額は既に1億4,100万ドル以上となっています。そのため、チームは彼を放出することを強いられるかもしれません。
ハリスは、ポイントガード(の役割を務める)ジェームズと、パワーフォワードのアンソニー・デイビスの間にフィットし、ボールから離れることによって、両方のスーパースターのためにフロアのスペースを確保することができます。
もちろん、ハリスはフロアスペーサーとして貢献するだけでなく、ジェームズとデイビスという相手の注意を引きつける強力な存在が居れば、今シーズンの成功率41.2%を記録する自慢の3ポイントシュートを今よりもずっと打ちやすくなるかもしれません。
さらに、今シーズンのネッツは主力のケビン・デュラントとカイリー・アービングが負傷離脱していることに加え、複数の選手が様々な理由でシーズン再開を辞退していることから、ロスターが壊滅状態となっています。
ハリスはシーズン再開後のネッツの競争力を見極めることが難しくなるため、それが彼の差し迫るフリーエージェントに影響を与えても不思議ではないでしょう。
とはいえ、ハリスは3月に『New York Post』のブライアン・ルイス記者とのインタビューで、ネッツとの再契約を望んでいることを明かしています。
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ジョー・ハリスはネッツと再契約できるのか
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ネッツがハリスとの再契約のために何を犠牲できるか、そしてレイカーズがハリスを獲得するためにどこまで本気になるのか注目したいとこです。