”Black Lives Matter”運動に伴い、NBAは選手のジャージのネーム部分にリーグが決めた29の社会正義のメッセージを入れることを認めました。
しかし、マイアミ・ヒートのジミー・バトラーはメッセージを入れたジャージを着用しないようです。
ただし、それは自分のネームを入れるという意味でもありません。
『ESPN』のニック・フライデル記者によれば、バトラーは次のように宣言しました。
「(社会正義のメッセージが入ったジャージを)着用しないことに決めた。とはいえ、そこに自分のネームを入れないことも願っている」
バトラーはその理由について語っています。
「リーグが選んだ全てのメッセージを愛し、リスペクトしているが、僕にとっては、メッセージもネームも無いほうが自分が誰であるかを示せると思った。今の自分でなければ、僕は他の有色人種と何ら変わりないし、僕がNBA選手であっても、何があろうと誰もが平等な権利を持っているという意味で、それを僕のメッセージにしたい」
バトラーの考え方は素晴らしいですが、ジャージのネーム部分にメッセージもネームも入れない提案についてはリーグの承認が必要で、今のところはまだ承認を得られていないようです。
昨年のオフシーズンにヒートへ移籍したバトラーは、チームの中心選手として今シーズンは54試合(平均34.3分)に出場し、平均20.2得点、6.6リバウンド、6.1アシストを記録しました。
彼の一貫した活躍もあり、今シーズンのヒートは41勝23敗(.631)でイースタン・カンファレンス4位につけており、フランチャイズとしては2013-14シーズン(.659)以来最も高い勝率を記録しています。