オーランド・マジックは8月2日(日本時間3日)のサクラメント・キングス戦に132-116で勝利しましたが、第4クォーターにビッグマンのジョナサン・アイザックが明らかな怪我によって離脱する痛ましい出来事がありました。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、アイザックの怪我が左膝前十字靭帯の断裂であることを伝えています。
Disappointing news: Orlando Magic F Jonathan Isaac has suffered a torn ACL in his left knee, source tells ESPN. Isaac missed 31 games with knee injury earlier and worked his way back for restart. A much longer rehab awaits him now.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) August 3, 2020
第4クォーター序盤、アイザックはドリブルから2人の選手の間を抜いてジャンプストップを試みましたが、着地の際に左足が崩れて地面に倒れました。
アイザックはすぐに膝を抑え、痛みに顔をゆがませた後、マジックのメディカルスタッフによって車椅子でコートから去ることになりました。
Saying a prayer for @JJudahIsaac. pic.twitter.com/qUhw3QOK58
— FOX Sports Florida & Sun (@FOXSportsFL) August 3, 2020
アイザックは先日、別の膝の大怪我から回復したばかりでした。
彼は1月1日(同2日)のワシントン・ウィザーズ戦で、不自然な着地によって担架で運ばれてコートを去った後、8~10週間の離脱を必要とする重度の捻挫と、骨打撲と診断されました。
4ヶ月以上に渡るシーズン中断によってアイザックは健康を取り戻し、ウォルト・ディズニー・ワールドで戦う許可を得たはずでしたが、彼に待ち受けていたのは2度目の恐ろしい現実でした。
この怪我のタイミングは、アイザックとマジックにとって残酷なものとなる可能性があります。
通常、前十字靭帯断裂の回復には平均して1年かかるとされており、今シーズンのNBAはシーズン中断によって前例のない8月に試合が行われています。
したがって、アイザックが来シーズンも全休を余儀なくされる可能性は高いでしょう。
そして、アイザックはこのオフシーズンにルーキー契約を延長する資格を持っており、もし延長されなかった場合、彼は2021年のオフシーズンに制限付きフリーエージェントとなります。
今回の怪我は、アイザックとマジックの契約延長交渉にも影響を与えるかもしれません。
アイザックはリーグでも非常に優れた若手選手として成長していたため、前十字靭帯断裂の大怪我は非常に残念なものです。
怪我をする前、今シーズンのアイザックは平均12.1得点とオフェンス面での印象は薄かったものの、彼の本当の影響力は平均1.6スティール、2.4ブロックを記録していたディフェンス面にありました。
サイズと運動能力、そして高いバスケットボールIQによって、アイザックはリム周辺でも、ペリメーターでも守れる貴重なビッグマンでした。
彼の素晴らしい才能が損なわれることなく、万全な状態で再びコートに戻ってくれることを願うのみです。