インディアナ・ペイサーズと、ネイト・マクミランHCが契約延長に合意したことを、チームが発表しました。
チームポリシーにより、具体的な契約条件は明らかにされていません。
ペイサーズとマクミランHCの契約は、残り1年間となっていました。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、新たな契約は数日間のうちに合意となったことを伝えています。
先週、『ESPN』のアナリストであるジェフ・ヴァン・ガンディとザック・ロウ記者はポッドキャストで、マクミランHCとペイサーズの時間が終わる噂について議論しており、ロウ記者はペイサーズが一貫して噂を否定していたことを指摘しました。
今回の契約延長は、ペイサーズがマクミランHCの維持を真剣に考えてきた何よりの証拠と言えるでしょう。
過去にシアトル・スーパーソニックスやポートランド・トレイルブレイザーズでもヘッドコーチを務めてきたマクミランHCは、2013年から3年間に渡ってフランク・ボーゲルHCのアシスタントコーチを務めた後、2016年にヘッドコーチの役割を引き継ぎました。
マクミランHCはペイサーズのヘッドコーチ就任後の4年間で181勝136敗(.571)を記録し、今シーズンを含めて4年連続のプレイオフ進出を果たしています。
また、今シーズンの勝率は2013-14シーズン以来最高(8月12日終了時点)を記録しています。
しかし一方で、ペイサーズはマクミランHCの指揮下でプレイオフを勝ち進めておらず、オフェンス面では現代とはかけ離れたプレイスタイルに疑問の声も上がっていました(今シーズンの1試合あたりの3ポイントシュート試投数はリーグ最下位)。
それでもウォジナロウスキー記者によれば、マクミランHCはリーグで尊敬されているヘッドコーチの一人です。
2017年にチームのエースであったポール・ジョージをトレードの要求によって失ったにも関わらず、ペイサーズがプレイオフ進出を続けている点は高く評価されています。
昨年1月にはビクター・オラディポを大怪我で失いながらも、復帰までの1年間を通じてペイサーズの戦力が落ちなかったことも、マクミランHCが素晴らしい指揮官であることを示していると言えるでしょう。