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ヒートが6年ぶりのNBAファイナル進出、周囲を”ステップアップ”させるジミー・バトラーの牽引力

昨年の夏、マイアミ・ヒートとジミー・バトラーがサイン&トレードでマックス契約を結んだことが正しかったかどうかは、1年目にして答えが出ることになりました。

9月27日(日本時間28日)に行われたボストン・セルティックスとのカンファレンス決勝 第6戦を125-113で勝利したヒートは、2014年以来6年ぶりとなるNBAファイナル進出を決めました。

プレイオフを通じて特徴的だったのは、レギュラーシーズンでも見られたバトラーの利他的な牽引力でしょう。

通常、スター選手はプレイオフの出場時間やボールを持つ回数の増加に伴い、得点面を中心にレギュラーシーズンよりも大きくスタッツを伸ばす傾向にあります。

そしてスタッツが伸ばせなかった場合は「ステップアップできなかった」と言われがちです。

バトラーはレギュラーシーズンで平均19.9得点だったのに対し、プレイオフでは平均20.7得点でした。

しかし、彼の場合は異なります。

バトラーは「ステップアップできなかった」のではなく、チームメイトを信頼することで「ステップアップの機会を与えていた」のです。

第6戦で32得点、14リバウンドを記録したバム・アデバヨが、そのようなバトラーの利他的なプレイスタイルについて語っています。

「彼は(他の選手が)得点を挙げても気にしなかった。マックス契約を結んでいる多くの選手は、自分がボールを持てないとイライラする。だけど、僕らは互いに助け合っている。ジミーに感謝しているよ」

AP

だからこそ、アデバヨはレギュラーシーズンに大きな成長を見せ、オールスターに出場し、最優秀躍進選手賞(MIP)になることができ、第6戦でも存分に暴れることができました。

もしバトラーが自分を中心にチームを牽引するプレイスタイルであったのならば、第5戦を終えた後にアデバヨが自分のパフォーマンスに責任を感じることはなかったかもしれません。

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それはキャリア2年目のダンカン・ロビンソンや、ルーキーのタイラー・ヒーローらにも当てはまることです。

たとえ接戦の第4クォーターであっても、彼らはためらうことなくリムにアタックしたり、3ポイントシュートを打っていました。

ヒートに加入する前のバトラーは”悪いチームメイト”だと思われていました。

ミネソタ・ティンバーウルブズに所属していた2年前は「俺がいなければ勝てない」と発言し、トレード先のフィラデルフィア・76ersでも指揮官と衝突していたためです。

しかし、ヒートの選手たちはそのような話を鼻で笑っているでしょう。

彼らはバトラーのおかげでステップアップし、イースタン・カンファレンスの頂点に立つことができました。

バトラーは「常に勝ちたいだけだった」と語ります。

「勝つために必要なことは何でもやる。皆が同じ課題を持っているから、それを個人で抱えることはしない。スタッツのためでも、評価のためでもない。僕らの課題は優勝すること。自分のリーダーシップのスタイルはここで機能するんだ」

AP

喜びも束の間、ヒートはすぐに新たな壁――NBAファイナルでレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを擁するロサンゼルス・レイカーズに直面することになります。

ジェームズは2年前までイーストの絶対的な王者であり、たとえ彼がウェストへ移ったとしても、最終的には彼を超えなければならないことをバトラーは理解しています。

「彼の周りにも素晴らしい選手が揃っているから、彼ばかりに集中するわけにはいかない。とはいえ、テストを合格できるまでは何度も同じテストを受けることになる。そのテストがレブロン・ジェームズだ」

The Washington Post

しかし、バトラーは今季最も困難と言えるであろう”テスト”に合格できると信じています。

「前進するためにすべきことは理解している。レイカーズに勝つためには、完璧に近いものでなければならない。僕らにはそれができる。僕らなら最高のマイアミ・ヒートになれる」

The Washington Post

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