考察

【NBAファイナル2020】主力2人を欠くヒートに難なく勝利したレイカーズ、第2戦の勝敗を分けた4つのポイント

10月2日(日本時間3日)に行われたマイアミ・ヒート対ロサンゼルス・レイカーズのNBAファイナル 第2戦は、バム・アデバヨとゴラン・ドラギッチの主力選手2人を欠くヒートに対して、第2クォーターからリードを保ち続けたレイカーズが124-114で勝利しました。

ここでは、そんな第2戦の勝敗を分けた4つのポイントを振り返ってみることにしましょう。

オフェンスリバウンド率

第2戦のレイカーズのオフェンスリバウンド数が16本と多かったのは確かですが、ポートランド・トレイルブレイザーズとの1回戦 第1戦では17本を記録しながらも敗れているため、必ずしもオフェンスリバウンドの本数が勝利に直結するとは限りません。

ただし、”オフェンスリバウンド率”では話が違ってきます。

オフェンスリバウンド率とは、試合中に発生したオフェンスリバウンドを獲得できる確率のことであり、第2戦のレイカーズのオフェンスリバウンド率は40.7%でした。

つまり、5本中2本はオフェンスリバウンドを獲得していたことになります。

レギュラーシーズンとプレイオフを含めて、今季のレイカーズがオフェンスリバウンド率で40%を超えたのはわずか3試合しかなく、彼らはその全てで勝利を収めていました。

そして、この試合でオフェンスリバウンドを奪ったことによって得たセカンドチャンスは、主に3ポイントシュートとして活用されました。

第2戦の3ポイントシュート成功率はヒートの方が上回っていたにも関わらず、レイカーズは圧倒的な試投数によって得点を上回ったのです。

チーム3P試投数3P成功数3P 成功率
ヒート271140.7
レイカーズ471634.0

オフェンスリバウンドとは、ミス補うプレイです。

もしヒートがレイカーズのミスをミスで終わらせる――すなわちディフェンスリバウンドをしっかりと獲得できていた場合、レイカーズは得点が伸ばせずに苦労したかもしれません。

しかし、プレイオフでチーム最多の平均10.9リバウンドを記録していたアデバヨが不在だったことを考えると、それはヒートにとって非常に難しい仕事だったとも言えるでしょう。

ジミー・バトラーが下がった時間帯

オールスターのアデバヨ、司令塔のドラギッチが不在であった以上、ヒートはジミー・バトラーの牽引力に頼らざるを得ませんでした。

第2戦のバトラーの44分44秒という出場時間が、それを物語っています。

しかし、いくらバトラーがハッスルに満ちあふれていたとしても、怪我のリスクを避けるために少しでも休息は必要です。

そして、それがヒートにとって痛手となった時間でした。

バトラーがベンチに下がったわずか3分強の間で、レイカーズはヒートを11-4のランで上回っていたのです。

もし、バトラーが休んでいるわずかな時間帯だけでもヒートの他の選手たちが粘ることができたなら、試合終盤に1~2ポゼッション差で戦える可能性は残っていたのかもしれません。

リーグ最強のデュオ

レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスがリーグ最強のデュオであることは、もはや証明されようとしています。

第2戦でもジェームズはフィールドゴール25本中14本成功の32得点、9リバウンド、9アシスト、デイビスはフィールドゴール20本中15本成功の32得点、14リバウンドと圧巻のパフォーマンスを見せました。

レイカーズのフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は以前、彼らのうち一方が不調でも、もう一方が補うと語っていました。

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では、両方が好調であったとしたら――。

その答えが第2戦の結果です。

ブラック・マンバ・ジャージ

今年1月に亡くなったレイカーズのレジェンドであるコービー・ブライアントと、彼の娘であるジアナ・ブライアントを称えるため、レイカーズは今年のプレイオフの第2戦と第7戦で、黒のヘビ柄や16個の星が施された”ブラック・マンバ・ジャージ”を着用してきました。

第7戦で”ブラック・マンバ・ジャージ”を着用する機会はここまでなかったものの、これまでのシリーズの第2戦はこのジャージを着用して3戦全勝を収めてきたことを忘れてはなりません。

それほどまでにレイカーズの選手たちはこのジャージに強い想いを抱いており、それはチームを勝利に導くための原動力にさえ変わります。

NBAファイナルに進出するヒートのパワーを持ってしても、”ブラック・マンバ・ジャージ”を止めるにはまだ時間を必要とするようです。

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