考察

【NBAファイナル2020】最大32点差が開く第1戦の明暗を分けた4つのポイント

9月30日(日本時間10月1日)に行われたマイアミ・ヒート対ロサンゼルス・レイカーズのNBAファイナル 第1戦は、レイカーズが116-98と快勝して優勝に先手をかけました。

この試合はレイカーズが第3クォーター途中に最大32点のリードを奪う一方的な展開となりましたが、なぜこれほど大きな差が開いてしまったのでしょうか?

ここでは、第1戦の明暗を分けた4つのポイントを見ていくことにします。

アンソニー・デイビス

アンソニー・デイビスはキャリア初のNBAファイナルの舞台で、華々しいデビューを飾りました。

NBAファイナルのデビュー戦としてはレイカーズ史上3番目に高い34得点を叩き出したほか、9リバウンド、5アシスト、3ブロックと、攻守においてインパクトを残したことは言うまでもないでしょう。

ヒートのフィジカルなディフェンスがデイビスに影響を与えることを懸念する声はありましたが、彼にそのような心配は無用だったようです。

デイビスは今までに経験したことのない大きな舞台でさえも、怖気づくことなく最高のパフォーマンスによって自身を証明し続けています。

ヒートに相次いだ主力の怪我

ヒートがレイカーズにどんどん点差を離されていった簡単な要因を挙げるとするならば、やはりジミー・バトラー、バム・アデバヨ、そしてゴラン・ドラギッチの主力選手たちが怪我に見舞われたことでしょう。

バトラーは前半でフィールドゴール10本中7本成功、3ポイントシュート2本中2本成功の16得点とチームを牽引していましたが、前半終了間際に足首をひねるアクシデントに見舞われました。

彼はその後もプレイを続行しましたが、第3クォーターにフィールドゴール3本中1本成功、3ポイントシュート2本中0本成功の5得点と失速してしまいました。

アデバヨは第3クォーターに肩を負傷し、その後コートに戻ることはありませんでした。

幸いだったのは、アデバヨのX線は陰性だったということです。

ただ、ドラギッチに関しては彼らよりも深刻かもしれません。

前半で6得点、3アシスト、2スティールを記録していたドラギッチは後半に一度もコートに立つことがありませんでした。

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、ドラギッチは左足の足底筋膜断裂と診断されており、最悪の場合、シリーズに復帰できない可能性もあるようです。

今年のプレイオフにおける平均得点でヒートのトップ3を占めていたバトラー、アデバヨ、ドラギッチに怪我や離脱によって、試合は第3クォーターの時点でほぼ決定的となってしまいました。

若い選手たちの弱点

ヒートのタイラー・ヒーロー、ダンカン・ロビンソンは、それぞれルーキー、2年目という若さでありながら、重要な選手としてプレイオフでチームの勝利に貢献してきました。

しかし、そんな彼らでもNBAファイナルのデビュー戦という舞台は大きすぎたようです。

ヒーローは14得点を記録しましたが、フィールドゴール18本中6本成功、3ポイントシュート8本中2本成功と効率性を大きく欠き、プラスマイナスではチーム断トツで最低の-35ポイントを記録しました。

一方、ロビンソンは3ポイントシュート3本を全て失敗する無得点に終わりました。

また、これと同じくらい問題視すべきは、ヒーローとロビンソンがディフェンスの穴となっていることでしょう。

この日、25得点、13リバウンド、9アシストとトリプルダブル級の活躍を見せたレイカーズのレブロン・ジェームズは、9本のフィールドゴール成功のうち6本をペイント内で得点していました。

彼はペイント内へ攻め込む時、その多くでマッチアップをヒーローかロビンソンにスイッチさせようと試みていたのです。

ジェームズが容易にリムへ到達することは、ヒートのディフェンスが崩壊し、レイカーズの得点に手がつけられなくなることを意味します。

レイカーズのディフェンス

レイカーズのフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は試合前、チームの第一の目標についてヒートをフリースローラインに立たせないことを掲げていました。

その目標は達成できたと言えるでしょう。

ヒートはプレイオフを通じて1試合あたり平均27.6本のフリースロー試投数を記録していましたが、この試合では14本のフリースロー試投に終わりました。

そしてレイカーズはインサイドを抑えるとともに、アウトサイドシュートにもディフェンスの目を光らせていました。

通常、インサイドとアウトサイドを両立して守ることは至難の業ですが、レイカーズはインサイドにアンソニー・デイビスという頼れるビッグマンを備えているため、他の選手たちにアウトサイドを集中させることを可能とします。

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