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レイカーズが10年ぶり17回目の優勝、過酷な1年間を乗り切った彼らに相応しいフィナーレ

コービー・ブライアントの死

今年1月にヘリコプターの墜落事故で亡くなったコービー・ブライアントと、今季のレイカーズの優勝という目標は、常に紐付けられていました。

それが正しいことであったかどうかは分かりません。

ブライアントは安らかに眠るべきであり、彼の家族は穏やかに暮らせる時間を与えられるべきであり、もし今季にレイカーズが優勝できなければ、それほど組織にとって後味の悪いことはありませんでした。

しかし、シーズン半ばに起きたレジェンドの死が衝撃を与え、レイカーズが毎日のようにその重みを感じていたことも事実です。

それでも、彼らはそのプレッシャーをモチベーションに変え、最高の形でブライアントを称えることができました。

優勝を決めた後の記者会見で、レイカーズのロブ・ペリンカGMは天を仰ぎ、ブライアントから言われたことについて語っています。

「”2~3年でレイカーズをトップチームに戻してくれ”と言われた。君の言う通りになったよ。君がそれを実行するためのエネルギーを与えてくれたんだ」

ESPN

「1月26日に起きたことをきっかけに、2020年は様々な意味で悲惨で大変な年だった。コービーと(彼の娘の)ジアナが、このチームを一年中引っ張っていたと思う。コービーの声は、常に、毎分、毎秒、私の頭の中にある。レブロンやアンソニー、ボーゲルHC、私自身、そして(オーナーの)ジーニー(バス)にとって優勝するということは、彼を亡くした苦痛を取り除けるわけではないが、彼らのレガシーを増やすことに繋がったと思う」

ESPN

過酷なシーズンを終えて

今季は前例の無いシーズンでした。

4ヶ月以上のシーズン中断、バブル(隔離環境)でのシーズン再開、8試合のシーディングゲームズ、ホームコートアドバンテージの無いプレイオフ――。

それは正当なシーズンと呼ぶにはかけ離れているものの、過酷なシーズンという意味では今までと変わらないか、むしろそれ以上のものでした。

レブロン・ジェームズはNBAファイナルの前、記者団に対して次のように語っていました。

「プロとして何かに打ち込み、実際にやり遂げるという意味では、おそらくこれまでで最もやりがいのある仕事だったと思う。だけど、自分がここに居るのは一つの理由のためであり、それは優勝を競うためだ。…これまでのキャリアと同様に、自分は集中している」

ESPN

だからこそ、優勝が決まった後、ジェームズはこう言いました。

「これは自分が成し遂げた最も偉大な功績の一つだ」

ESPN

レブロン・ジェームズに率いられ、スーパースターのアンソニー・デイビスを擁し、優れたサポーティングキャストを備え、コービー・ブライアントの死を乗り越えたロサンゼルス・レイカーズは、間違いなく2020年の優勝に相応しいチームです。

今は過酷なシーズンを勝ち抜いた彼らを称賛しましょう。

Congratulations, Los Angeles Lakers!

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