来季の優勝争いに加わることが分かっているチームが、ドラフトの上位指名権を保持している状況とは滅多に無いことであるため、全体2位指名権を持つゴールデンステイト・ウォリアーズのドラフトの動きは常に目を離せません。
そんな中で『The Athletic』のイーサン・ストラウス記者は、今年のドラフトの上位指名候補の一人であるデニ・アブディヤにウォリアーズが関心を示していることを報じています。
関係者によると、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)をはじめとするウォリアーズのメンバーは、木曜日の午前中にアトランタで行われたマッカビ・テルアビブBCのデニ・アブディヤのワークアウトを視察しました。…アブディヤはワークアウトで良いパフォーマンスを見せただけでなく、彼に会ったウォリアーズの関係者にも感銘を与えました。普遍的に言えることは、彼が非常に労働意欲の高い”素晴らしい若者”ということです。
The Athletic
アブディヤは弱冠19歳の選手ですが、既にイスラエルのバスケットボールリーグに所属するマッカビ・テルアビブBCで3年間に渡ってプロとして生活を送っており、昨季にはシーズンMVPも受賞しました。
6フィート9インチ(約205cm)のサイズを持ちながら、ガードとフォワードとして活躍できるスキルセットを備えており、プロとしての経験も積んだアブディヤが、上位指名候補として名前を挙げられるのは当然のことです。
2018年のドラフトでは同じく海外出身の選手であるルカ・ドンチッチが輩出され、彼はわずか2年間でスーパースターの地位まで上り詰めていることを考えると、もはやインターナショナルプレイヤーであることは一切のハンデにもならないでしょう。
ただし、ウォリアーズがアブディヤを指名するかどうかは定かではありません。
アブディヤは全体5位以内に入るほどの上位指名候補ではありますが、アンソニー・エドワーズやラメロ・ボール、ジェームズ・ワイズマンといった全体1位指名候補に挙げられている選手と比較すると、評価はわずかに下回っています。
もし、それでもウォリアーズがアブディヤを指名しようとする場合は、他のチームが誰を指名するかにもよりますが、彼らの持つ全体2位指名権をグレードダウンする可能性が高いことを意味します。
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