シカゴ・ブルズのフォワードであるオットー・ポーターJr.が、2020‐21シーズンの2,840万ドルのプレイヤーオプションを行使してチームに残留することを、『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者が報じています。
ポーターは2017年にワシントン・ウィザーズと4年1億600万ドルの再契約を結んだ後、新契約の1年目こそ堅実な成績を残していたものの、昨年2月にブルズへトレードされて以降は多くの怪我に苦しめられました。
昨季は左足の怪我でわずか14試合の出場に終わっていたため、市場価値の低下を免れないポーターの残留は当然の決断とも言えるでしょう。
一方で、ポーターがプレイヤーオプションを行使することによって、ブルズは目前に迫ったモラトリアム期間の終了に伴って、彼をトレードに含めることができるようになります。
他チームがポーターの獲得に関心を持っているという噂はあまり聞きませんが、彼の2,840万ドルの契約は、ブルズが別のスター選手をトレードで獲得する際にサラリーを補う要員としても利用できます。
ただ、長い休息期間を経たことによって、ポーターが完全な健康を取り戻していることにも期待はできます。
健康なときのポーターは、シューティングやプレイメイキング、ペリメーターディフェンスによってチームに貢献することができ、時には昨年2月のメンフィス・グリズリーズ戦でキャリア最高の37得点を記録したような爆発力も兼ね備えています。
ポーターの将来はやや確実性を欠いているとはいえ、27歳とまだまだポテンシャルはあるため、残された1年間で可能な限り契約に見合った活躍をしてくれることに期待しましょう。
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