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ボグダン・ボグダノビッチのバックス移籍は撤回の可能性も、本人がサイン&トレードに合意しておらず

つい最近、サクラメント・キングスのシューティングガードであるボグダン・ボグダノビッチが、サイン&トレードによってミルウォーキー・バックスへ移籍することが報じられました。しかし、その取引は無かったことになるかもしれません。

『The Athletic』のサム・アミック記者は、ボグダノビッチ自身がサイン&トレードに合意していなかったことを報じました。サイン&トレードは、フリーエージェントを迎える選手が一旦、所属していたチームと契約を結ぶ必要があるため、選手の合意なくして成立させることはできません。

ボグダノビッチはこのオフシーズンに制限付きフリーエージェントを迎えるため、サラリーを利用できるどのチームとも契約を結ぶことができます。そして契約に至った場合、キングスは48時間以内に同額の契約を提示してボグダノビッチを残留させるかどうか、選択することができます。

この形でボグダノビッチを残留させると、キングスとバックスがサイン&トレードを成立させることは不可能になります。この場合、ボグダノビッチは通常のフリーエージェントと同じように扱われ、2020‐21シーズンの中盤までトレードできなくなるためです。

バックスはこのオフシーズンに多くのサラリーキャップを持っているチームではないため、他のチーム以上にボグダノビッチを魅了するような契約を提示することはほぼ不可能でしょう。したがって、バックスがすぐにボグダノビッチを獲得するためには、サイン&トレードしか手段がありません。

しかし、2020‐21シーズン中盤に、ボグダノビッチがトレード市場で名前を挙げられているかどうかは怪しいところです。このオフシーズンには、アトランタ・ホークスやニューヨーク・ニックス、デトロイト・ピストンズ、シャーロット・ホーネッツといったチームが多くのキャップスペースを保持しています。

一方、キングスは中核のディアロン・フォックスやマービン・バグレー三世との契約延長も将来的に控えていることから、サラリーキャップの柔軟性を保つためにボグダノビッチを諦めるという可能性もあります。キングス自体はボグダノビッチをサイン&トレードで放出する意思があったことを考えると、彼らがボグダノビッチを将来の計画に含んでいるとは言い難いでしょう。

サイン&トレードが成立しないことは、バックスにとって決して最悪のことではありません。サイン&トレードを行ったチームは来季のハードキャップの対象となるため、仮にここでボグダノビッチを獲得した場合、バックスは1億3,892万ドル8,000ドルのサラリーまでしか利用できないことになります。先述したように、バックスはサラリーキャップに余裕があるチームではないため、そういった意味ではまだ別の補強の可能性を見出すことができます。

ただ、優勝を目指すという意味では、ボグダノビッチの獲得は確かに価値のある動きでした。そのため、ボグダノビッチの獲得の機会が失われれば、バックスは優勝のためにできる別の動きを短い時間で考えなければなりません。今年のフリーエージェントは従来よりも開始が早く、今からおよそ36時間後には交渉が開始され、正式なサインも数日後には行われます。

バックスが引き続きボグダノビッチを追求するかどうかは不明です。ただ、いずれにしても今回のサイン&トレードが成立しなければ、バックスにとって打撃となることは避けられないでしょう。

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