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ポール・ジョージの批判に、ドック・リバース前HCが反応「誰もが責任を負う必要がある」

昨季、優勝候補の一角として期待されたロサンゼルスにとっては失敗のシーズンでした。デンバー・ナゲッツと激突したプレイオフのカンファレンス準決勝では3勝1敗とリードしながらも、その後に3連敗を喫してシリーズ敗退となりました。

1週間前、元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンが司会を務めるポッドキャスト『All The Smoke』の予告の中で、クリッパーズのスターであるポール・ジョージが昨季の失敗について興味深いコメントを残していることが明らかになりました。それはまるでシーズン終了後に退任したドック・リバース前HC(ヘッドコーチ)を批判しているようにも捉えられるコメントでした。

「ドックは僕をレイ・アレンやJJ・レディックのようにプレイさせたがっているように感じた。不可能ではないけど、それは自分のプレイスタイルではない。僕は流れの中でプレイしたり、ピック&ロールやポストアップを織り交ぜたり、一味違ったタッチを持つ選手だ。昨季は全体的に大変だったよ」

「僕らは3勝1敗でリードしていた。次の試合で勝つと思っていたけど、負けた。”大丈夫、3勝2敗でリードしている。次は勝つぞ”という思いだった。そしてまた負けた。それなのに、僕らはその間に調整することがなかった。僕らは何かを変えるために取り組んだことがなかったんだ。文字通り、僕らは何度も何度も同じことを繰り返していたのさ。僕らは互いに”大丈夫だ”と言い合っていた。本当は”変える必要がある。切り替えなければならない”と言うべきだった」

「結局のところ、僕らは勝利に値するチームではなかった。準備を怠っていた」

All The Smoke

退任後にフィラデルフィア・76ersの指揮官に就任したリバースHCは、今回のジョージのコメントに反応しました。『Philadelphia Inquirer』によれば、リバースHCはジョージの批判について次のように語りました。

「私は彼の指揮を楽しんでいたから、あまり言えることはないよ。(現在のクリッパーズのヘッドコーチの)タロン・ルーは私の隣に座っていた。失敗の原因が調整だと思うなら、来季も変わることはないだろう。…我々は負けたんだ。そして、誰もがその責任を負う必要がある。もちろん私もだ。選手ももっと良いプレイができる。私から言えるのはそれだけだ」

Philadelphia Inquirer

クリッパーズの中心選手であるジョージが、昨季のチームの問題点を指摘するのは悪いことではありません。しかし、特にプレイオフで期待に応えられなかった自身を棚に上げ、リバースHCを批判しているのであれば、それはおかしいと言わざるを得ないでしょう。かつてボストン・セルティックス時代にリバースHCの指揮下でプレイしたケンドリック・パーキンスは、ジョージのコメントを「卑劣な行動」と非難しました。

「自身の生産性の低さをドック・リバースのせいにして、本来のパフォーマンスを見せられなかったことに対して責任を取らなかった。私の見解では、それは卑劣な行動だ」

Yahoo Sports

リバースHCの後任は、2016年にクリーブランド・キャバリアーズを優勝に導いた経験もあるタロン・ルーが務めることになります。しかし、それだけがチームの成功に繋がる動きとは考え難いでしょう。昨季と同じ轍を踏まないためには何が必要であるか、リバースHCは言葉を残しています。あとは、それをジョージがどのように受け止めるかです。

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