アトランタ・ホークスは26歳のセンター、クリント・カペラの才能を見るために数ヶ月を待つ必要がありましたが、チームのコーチや選手たちは、彼がようやく期待に応える準備が整ったと感じているようです。カペラは昨季のトレード期限直前の2月にヒューストン・ロケッツから移籍しましたが、かかとの怪我の影響によって移籍後はプレイしていませんでした。
しかし、カペラの頼もしいリバウンド力は健在でした。12月11日(日本時間12日)に行われたオーランド・マジックとのプレシーズン初戦で、カペラは20分の出場で14リバウンドを記録しました。
昨季、ホークスは1試合あたりの平均リバウンド数でリーグ22位、リバウンド率(攻守でリバウンドが発生した時に、リバウンドを奪うことができる確率)でリーグ26位を記録していました。ホークスのロイド・ピアースは、チームのリバウンドについて「懸念すべきことの一つ」と認めつつ、カペラの加入がその懸念を変えてくれることを期待しています。
「オフェンスリバウンドを奪った時に何をしたいか、我々の考えを彼に教えることができ、ポゼッションや攻撃の機会を増やすことができる。これは我々にとって本当に大きなことだ」
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同時に、カペラの加入は23歳のパワーフォワード、ジョン・コリンズにも好影響を与えます。カペラがセンターを務めることによって、コリンズはより多くの時間を本来のポジションでプレイすることができるようになるでしょう。彼はディフェンスの最後の砦となるショットブロッカーの隣でプレイすることを得意としています。
コリンズはカペラについて、次のように語りました。
「彼がコートに足を踏み入れた途端、ディフェンス面の存在感が加わるんだ。彼にはリバウンド力も経験もある。クリントはコート上で寡黙な選手ではない。相手がどこに居るのか知らせてくれる選手であり、長期的に貴重な選手だと僕は感じている」
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カペラはロケッツでの4年半で平均13.9得点、9.7リバウンド、1.5ブロック、フィールドゴール成功率 63.4%を記録しました。スペーシングやスモールボールの観点からロケッツではお役御免となったものの、ホークスはカペラのような才能を切実に必要としていただけに、彼の影響力は新天地でよりハッキリと分かるかもしれません。
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