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史上最悪クラスのスタートを切るウォリアーズ、ステフィン・カリーは「すぐに勝たなければならない」

ゴールデンステイト・ウォリアーズは今年のクリスマスを祝う気分にはなれませんでした。競争力を取り戻そうと臨んだ2020-21シーズンの彼らは深刻な問題に直面しています。

12月22日(日本時間23日)のブルックリン・ネッツとの開幕戦に26点差で敗れた数日後、ウォリアーズは25日(同26日)のミルウォーキー・バックスとのクリスマスゲームに39点差で敗れました。これらはただの敗戦ではなく、歴史的に見ても史上最悪クラスの敗戦です。『ESPN Stats & Info』によれば、開幕後の2試合の両方で25点差以上をつけられて敗れたチームは、ウォリアーズが史上4番目となっています。

ウォリアーズの2試合での計-65ポイントは、1987-88シーズンのロサンゼルス・クリッパーズの-71ポイントに次いで2番目に悪い成績です。このシーズンのクリッパーズは17勝65敗のリーグ最低勝率で終えることになりました。

さらに傷口に塩を塗るとすれば、バックス戦の39点差での敗戦は、1960年以降のクリスマスゲームで史上最大の点差となっています。

San Francisco Chronicle』のコナー・ルトーノー記者によれば、ウォリアーズのスターであるステフィン・カリーはチームの現状に危機感を示しました。彼は今のチームが優勝争いから程遠いことを認めています。

「僕らは優勝を目指す2つのチームと対戦した。そのチームは僕らが到達しなければならないレベルだ。僕らはそれを理解しているけど、そのレベルにはかけ離れている。…僕らはすぐに勝たなければならない」

カリーを含め、今のウォリアーズは攻守で思うようにプレイできていません。カリーは最初の2試合でフィールドゴール38本中13本成功、3ポイントシュート20本中4本の成功に終わっています。それにも関わらず、どちらの試合でもチームの最多得点はカリーでした。

クレイ・トンプソンやドレイモンド・グリーンの欠場、イースタン・カンファレンスの強豪との対戦といったことを言い訳にすることはできますが、ウォリアーズが近年のNBAを席巻していたことを考えると、史上最悪クラスのスタートはやはり驚くべきことです。唯一、2020年のドラフト2位指名選手であるセンターのジェームズ・ワイズマンはチームの希望となる兆候を見せていますが、今はそれ以上に惨めな敗戦が目立っています。

次のシカゴ・ブルズ戦、デトロイト・ピストンズ戦でウォリアーズが最悪の状況を打破することができるか注目しましょう。もしウォリアーズがプレイオフ進出を目指すのであれば、昨季のプレイオフ進出を逃したブルズやピストンズに勝利することは最低限必要です。最悪の状況が続くようであれば、プレイオフ進出を逃すどころか、2年連続でリーグ最低勝率を記録する可能性も視野に入ってくるでしょう。

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『ステフィン・カリー 努力、努力、努力 自分を証明できるのは、自分だけ』

  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

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