12月30日(日本時間31日)に行われたロサンゼルス・レイカーズ対サンアントニオ・スパーズの一戦では、歴史的な瞬間が生まれました。スパーズのグレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)が試合途中に審判への暴言で退場処分を受けたことにより、ベッキー・ハモンAC(アシスタントコーチ)が代わりにヘッドコーチを務めることになったためです。それはNBAで初めて女性が指揮を執ることを意味しました。
『San Antonio Express-News』のジェフ・マクドナルド記者によれば、ハモンACは代行を務めることになった時点では、歴史的な瞬間よりもチームを勝利に導くことに集中していたようです。しかし試合後、彼女はNBA史上初となる女性ヘッドコーチがどれだけ大きなを意味を持つのか理解したと語りました。
「これは重要な瞬間。私は(現役時代の)2007年にここ(WBAのサンアントニオ・スターズ)にトレードされて、この組織の一員として13年間に渡って一緒にやってきた。組織は私に多くの時間を投資し、構築し、より良くしてくれる」
昨季王者のレイカーズに勝利することはできなかったものの、スパーズの選手たちはハモンACが指揮を執る機会を得られたことを喜ばしく感じています。スパーズのデマー・デローザンは、ハモンACについて次のようにコメントしました。
「女子バスケットボールの歴史を知っている選手なら、彼女の存在が何を意味するのか誰もが知っている。(女性のヘッドコーチだからといって)何かを考える必要はない。彼女は僕らの一員。彼女が話せば、僕らは耳を澄まして聞くんだ」
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