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デイミアン・リラードがステフィン・カリーの不振についてコメント「昔のように深い場所からショットを打つことはできない」

ゴールデンステイト・ウォリアーズのスターであるステフィン・カリーは、2020-21シーズンが開幕して以降のパフォーマンスに苦しんでいます。最近の1月1日(日本時間2日)のポートランド・トレイルブレイザーズ戦も同様で、カリーは33分間の出場で26得点を記録したものの、彼の最大の武器である3ポイントシュートは12本中4本の成功と効率性を欠きました。そしてチームは123-98で大敗を喫しています。

2020-21シーズン開幕以降、カリーは5試合で3ポイントシュート成功率 32.1%(18-56)を記録しています。彼のキャリア平均3ポイントシュート成功率がNBA屈指の43.4%であることを考えると、これは深刻な問題であると言えるでしょう。考えられる理由の一つは、主力のクレイ・トンプソンとドレイモンド・グリーンの離脱です。カリーにパスを供給するグリーンはブレイザーズ戦で今季初出場を果たしましたが、怪我明けということもあり出場時間は限定されていました。

ブレイザーズのスターであるデイミアン・リラードは、それ以外にもカリーの不振に繋がる別の理由があると考えています。試合後、リラードは『Warriors Pregame Live』のインタビューの中で、ウォリアーズが2019年のNBAファイナルで敗れて以降のリーグの変化について指摘しました。

「ウォリアーズが怪我で苦しんでいることと、若い選手が多い中でプレイしていることによって、質の高いパフォーマンスをするのが難しいことを彼は理解していると思う。…(リーグは)過去4~5年とは異なる。僕も同じだけど、ディフェンスから多くの注意を引きつけていることによって、昔のように深い場所からショットを打つことはできないんだ」

『Oregon Live』によれば、リラードはこの日のウォリアーズ戦をどのようにして勝利に繋げたか語っています。

「ステフがボールから離れた場所で動き回るのは分かっている。僕らは3ポイントラインの内側でプレイさせたいだけだった。ステフに普段打っているようなショットを打たせないようにして、ショットに慣れていない他の選手が打たなければならないように仕向けることができれば、僕らは絶好のチャンスを手にすることができると分かっていた」

ケビン・デュラントが2019年のオフシーズンにフリーエージェントとしてチームを去り、クレイ・トンプソンが2つの大怪我によって2019-20シーズン、2020-21シーズンの全休を余儀なくされたことによって、リーグの中でのウォリアーズの競争力は大幅に低下しました。反面、多くのチームは競争力を増しています。明らかにウォリアーズにとって良い状況とはいえない今、手遅れになる前にカリーの不振をはじめとした様々な問題を解決していかなければなりません。

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  • 翻訳:東山 真

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