キャリア3年目を迎えたクリーブランド・キャバリアーズのガード、コリン・セクストンはシーズン序盤から質の高いパフォーマンスでファンを魅了しています。彼はここまでの8試合で平均25.1得点、フィールドゴール成功率 53.1%に加え、3ポイントシュート成功率 51.6%という脅威的な数字も記録しました。そしてこの過程で、セクストンは一つの偉業も達成しています。
1月6日(日本時間7日)のオーランド・マジック戦で21得点を記録したことにより、セクストンは開幕後8試合連続で20得点以上を記録したことになりました。これは球団記録であり、球団史上最高の選手であるレブロン・ジェームズでさえ到達できなかった偉業です。
This man’s up to something. 👀 pic.twitter.com/4xLyBQU5tI
— Cleveland Cavaliers (@cavs) January 7, 2021
指摘されなければ気が付かないような偉業であることは確かです。むやみやたらにジェームズと比較することを不満に感じる者もいるかもしれません。しかし、比較の対象としてジェームズを挙げるということは、今季のセクストンのパフォーマンスの素晴らしさを裏付けるという意味でもあります。
セクストンは2018年のNBAドラフトでキャバリアーズに全体8位で指名されましたが、直後のオフシーズンにジェームズがチームを去って戦力が落ちたことにより、彼のパフォーマンスにスポットライトが当てられることはほとんどありませんでした。しかし、キャバリアーズが2年連続でプレイオフ進出を逃している間も、セクストンは1年目から3ポイントシュート成功率 40.2%を記録し、2年目には平均20.8得点を記録していました。
イースタン・カンファレンス最下位に終わった昨季とは打って変わり、今季のキャバリアーズはセクストンの活躍もあって4勝4敗のスタートを切っています。セクストンが今のパフォーマンスを可能な限り継続し、チームを勝利に導くことができれば、彼の素晴らしさはよりリーグ全体に伝わることになるでしょう。今年はオールスターが中止となったものの、ゆくゆくはその域に到達することも夢ではありません。
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