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スティーブ・カーHCがいなければ、ドレイモンド・グリーンは海外のチームでプレイしていた?

ドレイモンド・グリーンは今でこそゴールデンステイト・ウォリアーズに欠かせない選手の一人ですが、最初から彼のポテンシャルに気付いている者はほとんどいませんでした。もしスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)がウォリアーズにやって来なければ、リーグの全チームに頭を抱えさせた王朝は到来していなかったかもしれません。

元ウォリアーズの一員で、グリーンと共に先発のフロントコートを支えたアンドリュー・ボーガットは、最近のラジオ番組『95.7 The Game』の中でグリーンのキャリアを変えた分岐点について明かしました。

「(グリーンは)NBAでほぼ戦力外の選手だった。多くの人々が彼の才能に気付いていなかったんだ。(ウォリアーズの元ヘッドコーチである)マーク・ジャクソンは彼をパワーフォワードではなくスモールフォワードとしてプレイさせたが、それは本来の彼のポジションではなかった」

2012年のNBAドラフトでウォリアーズに2巡目全体35位で指名されたグリーンは、ジャクソン元HCの指揮下で最初の2シーズンにわずか13試合しか出場することができず、1試合あたり18分間にも満たない出場時間で平均4.6得点、4.2リバウンド、1.3アシストを記録していました。しかし2014年にカーHCが就任した時、グリーンの才能がすぐに開花したとボーガットは語ります。

「彼はルーキーイヤーの時にNBAやチーム内での役割を見つけることに苦労した。だけどスティーブから役割を得たことによって、彼の状況は一変したんだ。彼(カーHC)が最初に言った言葉は、キャリア初期のやり方でプレイを続けていたら、彼(グリーン)はヨーロッパ行きの飛行機に乗るところだったということだ」

その後の6シーズンで、グリーンは3度のオールスター出場、2度のオールNBAチーム選出、5度のオールディフェンシブチーム選出、2017年の最優秀守備選手賞、そして3度の優勝など、数々の功績を挙げてチームに貢献しています。

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