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トレード後にウィザーズと初対戦を迎えるジョン・ウォール「終わったと思ってトレードしたチームを倒したくないわけがない」

先月上旬にワシントン・ウィザーズからヒューストン・ロケッツにトレードされたガードのジョン・ウォールは、1月26日(日本時間27日)に古巣との移籍後の初対戦を迎えます。それに先立って彼は『NBC Sports Washington』とのインタビューの中で、9年間をプレイしたフランチャイズと対戦する自身の心境について語りました。

ただ、ウォールのウィザーズに対する感情は穏やかなものではありません。彼は少しばかり悪感情を抱いていることを認めています。

「あのチームの者の多くは、僕が元の姿に戻ることができるとは信じていなかっただろう。おそらく僕のトレードについて口を開いた者も何人かいるだろう。それは一晩で起きたことではなく、プロセス全体を通して起きたものだと思う。トレードの話は進んでいたのだと思う。それが僕のモチベーションさ。自分のことを終わったと思ってトレードしたチームを倒したくないわけがない」

トレード以前、ウォールがチームにトレードを要求しているという報道がありました。その数日後には、トレード要求の真偽について尋ねられたウォールが「ノーコメント」と返したことによって、報道の真実味が増したように思えました。しかし今回のウォールのコメントを見る限りでは、彼は自身のトレードをショックなものとして受け取っているようです。

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むしろ、ウォールは自身のトレード交渉が進んでいる事実を知らされていなかったことを明かしました。

「僕が最初から本気で望んでいたのは、真実を伝えられることだ。それが最も重要なことであり、真実を語られなかったがために、何が起きているのか把握するのが難しくなった。それがビジネスであることは理解している。それでも噂を聞いて”本当なのか?それとも気にするべきではないのか?”と尋ねると、”噂は本当ではない。心配しないでくれ”としか返ってこなかった。実際のところ、噂は本当だった」

ウォールは古巣との初対戦で自身の感情が含まれることは避けられないだろうと言います。それでも、最終的に自身が何をすべきかということも見失っていません。

「これは僕がまだ終わっていないことを示す機会だ。とはいえ、一番大切なのは勝利すること。数字は気にせず、勝利が優先だ。もし僕が40得点を挙げたとしても、彼らが勝利すればトレードは悪くないものだったと言われてしまうからね。だから、最終的な目標はチームに勝利をもたらすことさ」

言い換えれば、ウォールはロケッツを勝利に導くことによって、自身のトレードが間違いであったことを証明しようとしています。

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