ロサンゼルス・レイカーズのフォワード、ウェスリー・マシューズは自身のキャリアに満足しているわけではありません。優勝争いをしているチームの一員であっても、その感情は同じです。
マシューズは最近、4試合連続で一切の出場時間を与えられませんでした。そんななか、チームメイトのアレックス・カルーソが怪我で離脱したことにより、マシューズは2月8日(日本時間9日)のロサンゼルス・レイカーズ戦で出場機会を得ることができました。彼はフラストレーションを発散させるかのように16得点を記録し、延長戦の末に119-112で勝利したチームに貢献しました。
しかし試合後、マシューズの口から出たのは、機会を与えられたことに対する喜びの言葉ではありませんでした。『Los Angeles Times』のブロデリック・ターナー記者によれば、マシューズはNBAでのキャリアがどれだけ思い通りにならないシナリオであるかを語りました。
「このリーグに入って以来、NBA選手になると夢見ていたようなことは何も起こらなかった。残念なことだったけど、同時にプロになることが自分の仕事だ。準備を整えておくことが自分の仕事だ」
34歳のマシューズはキャリアの大半で先発として出場していたものの、レイカーズに移籍した今季は一度しか先発起用されていません。しかし、レイカーズのフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)はローテーションを調整する際、マシューズに役割が変化することを伝えていたため、マシューズは指揮官の誠実なアプローチに感謝していると語りました。
「彼は話し合いが簡単ではないことを理解している。それでも誰かから最高のものを引き出すためには、話し合いが必要不可欠だ。彼の言うことは受け入れ難いものだったけど、自分の仕事はバスケをして、チームメイトを応援し、協力的になり、プロになることだった」
自分の役割に満足していないかもしれませんが、マシューズはそれを受け入れます。なぜなら彼は”プロ”であるためです。”プロ”がいるからこそ、レイカーズは優勝を争うことができます。そのためマシューズはレイカーズと契約を結んだことを全く後悔していません。
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