ヒューストン・ロケッツのマイク・ダントーニHCは、2019-20シーズンまでの契約となっているため、契約が延長されなければ来季終了後にヘッドコーチの職を離れることになります。
しかし『ESPN』のティム・マクマホン氏によれば、ロケッツのオーナーであるティルマン・ファティータ氏は、ダントーニHCの解任発言を撤回しており、契約延長が間近になっているようです。
ロケッツは、コーチのマイク・ダントーニ氏との契約延長の話し合いを再燃させ、合意に近づいている。ヒューストンのオーナーであるティルマン・ファティータ氏は、以前に交渉が決裂した際に問題となっていた、バイアウトの発言を撤回した。
Sources: The Rockets have rekindled extension discussions with coach Mike D'Antoni and are nearing an agreement. Houston owner Tilman Fertitta has removed the buyout language that was the sticking point when talks previously broke down.
— Tim MacMahon (@espn_macmahon) June 8, 2019
ダントーニHCの代理人であるウォーレン・レガリー氏は、『Houston Chronicle』のジョナサン・フェイゲン氏に対し、ある条件の下で2020-21シーズンに500万ドルが支払われることを明かしました。
「マイクへのオファーについて、いくつかのずさんな情報をはっきりさせたい。報告されている500万ドルというのは、偶発性を考慮しているため、実際には250万ドルだ。500万ドルを得られるのは、プレイオフに導いた場合と、最後までチームをコーチングした場合の2つなんだ。」
「もし、方針転換でマイクを解任するなら、彼は250万ドルを得られる。マイクがコントロールできない怪我や、ロスターの変更があったとしても、彼はその犠牲となるだろうね。」
ダントーニHCは、ロケッツでの3シーズンで通算173勝73敗を記録しました。
今年のカンファレンス準決勝でゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れた後、ロケッツのゼネラルマネージャーであるダリル・モーリー氏は、ロスターのほぼ全員とのトレードが可能であると公言しています。
ただ、ロケッツのロスターがどうなるかは不明であるものの、ダントーニHCを続投させることで、チームのコーチングに変化が無いことは保証されるでしょう。