レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスを擁するロサンゼルス・レイカーズで、カワイ・レナードがプレイする見込みはほぼ無さそうです。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキーは、先日の「Get Up」に出演した際、レナードのフリーエージェントの決定はトロント・ラプターズとの再契約か、あるいはロサンゼルス・クリッパーズとの契約であることを伝えました。
「事実、カワイ・レナードはロサンゼルスに焦点を当てているが、それはレイカーズではなくクリッパーズへのものだ。第一に、彼ら(レイカーズ)は(レナードと)サインするお金が無い。第二に、スーパーチームを作ろうとしている中で、彼が3番手になる。一方でクリッパーズは、彼をトロントから連れてくる準備をしている。ラプターズとクリッパーズが最後まで戦うことになるだろう。彼はより多くのチームとミーティングを行うかもしれないが、今のところ、レイカーズとミーティングをするかどうかさえ確証が無い」
"Kawhi Leonard's focus [is] on Los Angeles, but it's the Clippers not the Lakers."
—@wojespn pic.twitter.com/AbOpm0aJ0E
— Get Up (@GetUpESPN) June 18, 2019
レナードはロサンゼルス近郊のカリフォルニア州リバーサイドの出身であるため、彼がロサンゼルスのチームへ移籍したいと考えるのは当然のことかもしれません。
しかし、過去数ヶ月のリポートによれば、クリッパーズはレナードの移籍先として、レイカーズよりも遥かに上位に挙げられています。
NBAファイナルの間、『The Athletic』のジョー・バードン氏は、クリッパーズが”自信を持って”レナードの獲得に動くだろうと伝えました。
ただ彼らにとっての懸念は、ラプターズが優勝したことにより、レナードがラプターズに残留する可能性も十分にあるということです。
レナードがラプターズと再契約すれば、彼はフランチャイズの顔となれるチャンスも得られるでしょう。
一方で、クリッパーズ(あるいはレイカーズ)と契約して成功を収められれば、彼は故郷の英雄としてより人気を博すことになります。
クリッパーズはスーパースターが居ないにも関わらず、今年のプレイオフのファーストラウンドではゴールデンステイト・ウォリアーズと第6戦まで戦いました。
ここにレナードが加われば、間違いなく来季のクリッパーズはウェストの脅威となるでしょう。
レイカーズと契約するのは魅力的な話かもしれませんが、ウォジナロウスキー氏はレナードよりも、シューターを加えてロスターを補強するかもしれないと伝えました。
具体的には、セス・カリー(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ダニー・グリーン(トロント・ラプターズ)、JJ・レディック(フィラデルフィア・76ers)の3人をターゲットとしています。
レブロン、デイビス、レナード、カイル・クーズマが揃えば、レイカーズは確かに脅威的なように思えますが、それでは選手層とシューターを著しく欠くことになるでしょう。
レイカーズがレナードを獲得出来ないだろうという考えは、決して悪いことでもありません。