デンバー・ナゲッツのアイザイア・トーマスは、2016年以来NBAでフルシーズンを過ごしていません。
しかし彼は、今年の充実したオフシーズンのトレーニングにより、かつての活躍を取り戻すことに自信を持っています。
トーマスは『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏に対し、次のように語りました。
「昨年の股関節手術や、2度のリハビリで、何を期待すればいいのかさっぱり分からなかった。今年の夏はジムに戻り、鍛え直し、2017年のシーズンのように元に戻すことができるよ」
トーマスが最後にフルシーズンを過ごした2016-17シーズン、彼はボストン・セルティックスのエースとして1試合あたり平均28.9得点、2.7リバウンド、5.9アシストを記録し、オールNBA2ndチームにも選出されました。
しかし、その年のプレイオフで彼を襲ったのは股関節の負傷であり、その後はクリーブランド・キャバリアーズ、ロサンゼルス・レイカーズへとトレードされ、2018-19シーズンは股関節の手術のためにナゲッツで過ごしています。
トーマスは、こう語りました。
「デンバーのおかげで、必要な時間をかけて100%健康な状態に戻ることができたよデンバーのおかげで、必要な時間をかけて100%健康な状態に戻ることができたよ」
2018-19シーズンの出場はわずか12試合であり、トーマスはより多くのプレイを望んでいたものの、チームが熾烈な首位争いをしていたために、出場機会が少なかったことを受け入れています。
その代わり、トーマスは主力の年齢が低いチームのリーダー的存在として貢献しました。
「外から見たら分かったよ。俺は50試合を欠場していて、チームは熾烈なシーズンを過ごしていた。みんなが上手くプレイしていた中で、俺が加わるのは簡単なことじゃなかったんだ。彼らは混乱を招きたくなかった。俺はそれを理解したよ」
ナゲッツのバスケットボール運営部門代表であるティム・コネリー氏は『ESPN』に対し、トーマスのような声とベテランの存在が、”非常に貴重”だと指摘します。
「彼が望んでいたほどプレイできないことにイライラしていたのは確かだ。しかし彼は、そのフラストレーションが悪影響を及ぼすことを許さなかった。彼が居なければ今年の成功は無かったよ」
かつてトーマスが望んでいたような長期契約が、今年の夏に叶うことはないでしょう。
しかし新たなチームで、かつてのプレイを取り戻すことは十分に可能です。
トーマスは、こう語りました。
「今までプレイしていたレベルに戻るつもりだ。もう一度やれるというのを見せられることに興奮しているよ」
2度のオールスターが証明できる時間は、まだ残されています。