考察

ロケッツがジミー・バトラーを獲得すべきでない理由

1週間前、ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンとクリス・ポールが”修復不可能”な関係になっていると報じられ、これに対しゼネラルマネージャーのダリル・モーリー氏やポール自身、PJ・タッカー(『The Athletic』にフェイクニュースだとコメント)らが否定をしました。

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そして今、『ESPN』の報告によれば、ロケッツはフィラデルフィア・76ersのジミー・バトラーの獲得を狙っているものの、キャップスペースが無いためサイン・アンド・トレードをやってのけようとしているようです。

ですが、それは本当に正しい行動でしょうか?



チームの混乱がフェイクニュースだったとしても、全く不満が無かったとは言い切れません。

そして、もしそうだった場合、バトラーを加えることは、より事態を深刻化させてしまう可能性があります。

その理由は至ってシンプルで、彼の行動にあると言えるでしょう。

『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏は、ミネソタ・ティンバーウルブズでのバトラーについて「口頭でチームメイトやコーチ、フロントオフィスに挑発的な態度を取った」と伝えました。

そして昨年11月、バトラーはティンバーウルブズから76ersへトレードされましたが、今年の1月には「オフェンスにおける役割について、ブレット・ブラウンHCに積極的に挑発的な態度を取った」と伝えられています。

確かにバトラーの優秀なタレントであり、彼にボールを託すのは間違ったことではありません。

しかし、一方でバトラーはボールを持てなければ不満をあらわにするのは明らかです。

にも関わらず、既にボールの配分で厄介事が起きてもおかしくないであろうハーデンとポールの間に、バトラーを加えるのはいかがなものでしょうか?

それから、バトラーをトレードで獲得するには、おそらくクリント・カペラ、PJ・タッカー、エリック・ゴードンを手放す必要があります。

カペラはプレイオフで十分な活躍が残せていないことを考えると、ロケッツはむしろ高額な契約を持つ彼を手放したいと思うでしょう。

しかし、タッカーはプレイオフのスモールラインナップで、ドレイモンド・グリーンのようなストレッチ4(もしくは5)の役割を果たし、ゴードンは相手の脅威となれるシューターです。

今一度、冷静に考えてみてください。

バトラーをサイン・アンド・トレードで獲得するということは、ロケッツの選手層を薄くし、壊滅的なケミストリーの崩壊を招くリスクを懸念しながら、スターティングラインナップを強化するということなのです。

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